奄美大島への移住支援サイト ねりやかなや

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「海のかなたの楽園」の意味です。

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KOSHIRAERU

KOSHIRAERU~電気屋さんから木工作家に転身

(2017/10更新)

ファミリー 40代 大阪府出身 奄美大島在住 木工作家

大阪生まれの大阪育ち。
芸術系の大学で奄美2世と友達になり、島通いが始まりました。手仕事を普通にこなすおじいやおばあが沢山いる島は、モノづくりの宝庫。すっかり魅了されました。

奄美2世の友達が奄美大島でTシャツ屋を始め、一緒にやろうよと誘われた頃に、「やりたいことをやれ!」と常々言っていた祖父が他界。その言葉が背中を押しました。ずっとやりたかったモノづくりがしたくて、家業の電気屋を辞め、奄美大島に単身移住。Tシャツのデザインプリントの仕事から木工工芸の会社に移り、木工品を作るようになりました。


遠距離恋愛だった妻も結婚を機に島に移り、息子が生まれ、独立を決意。2015年に島の素材でKOSHIRAERUという木工作品の製造販売を始めました。

奄美大島でモノづくりをする魅力は?

手仕事が日常にあることです

小さなころから彫刻が好きで、モノを作るのが好きで、大学は芸術系の大学に進学しました。そこで、運命の出会い!奄美2世の親友に巡り合い、卒業制作はドキュメンタリー・ムービーを一緒に作ることにしました。京都から鹿児島、さらに沖縄まで島々を1年間かけて回りました。その時が奄美大島初来島でした。都会であれば骨董品のように飾られてしまう手作りの道具が、島では日々の生活の中で当たり前に使われていました。手作りのモノは、観賞用でなく、使いこなされて受け継がれていく、人々は器用に必要なモノをこしらえていく環境に目を奪われました。

大学卒業後は家業の電気屋を手伝っていましたが、島通いは続いていました。奄美2世の友達が島で手作りプリントのTシャツ屋を始め、「一緒にやろうよ」と誘ってくれました。モノ作りがしたい気持ちがくすぶっていた時に、「やりたいことをやれ!」と常々言っていた祖父が他界し、やりたいことをやろう!と決めて、島に移り住みました。Tシャツのデザインプリントを手伝い、友達夫婦の家で居候暮らしが島でのスタートでした。

移住者08
移住者08
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木工作家になりたかったの?

木工は好きでしたが、きっかけは偶然です

Tシャツ屋に飾っていた趣味で作った木工品を見て、声をかけてくれた人がいました。木工製品を製造販売する会社の社長でした。「いい作品だねぇ。奄美市木工工芸センターが緊急雇用対策で木工職人見習いを募集しているから、受けてみれば?」と言われ、応募したところ運よく採用。木工職人の見習いとしての生活がスタートしました。

見習い終了後は、家具や木工製品を製造販売する会社に就職が決まり、生まれて初めてサラリーマンになりました。僕が大阪に全く帰ってこないので、遠距離恋愛中だった妻は「島暮らし?」と言いながら何度も奄美大島に来るようになりました。島暮らしの抵抗もなくなった頃に結婚し、僕の移住3年後に妻が移り住むこととなりました。妻は「最後に運転したのは教習所」という筋金入りのペーパードライバーだったので、最初に運転の特訓をしましたね。奄美大島は車社会で、自分で運転が出来ないと僕と出かけない限りどこにも行けないですから。「友達、できるかなぁ?」と言っていた妻でしたが、自力で出かけられるようになったら、すぐに友達だらけになっていました。

島で生まれた長男が2歳になった頃、もっと自分の作りたいものを作りたい、表現したいという欲求が強くなり、退職して独立することにしました。子育てに向く郊外の場所に家と木工の仕事場とショップを兼ねた自宅を探しましたが、なかなか見つかりません。僕が単身で移住した時は島内保証人を求められ、仕方なく居候生活をしましたが、既に6年経ち、家族もいるので簡単に見つかるだろうと思ったのが間違いでした

やっと理想の物件を探し当て、いざ引っ越すぞという時に、長男は血液の酸素量が少ない病だと分かりました。妻と息子は島外にある自然治癒力を高める医療施設に「検査に入って来る」はずが、そのまま緊急入院になってしまい、家族で住むはずの家に僕一人で引っ越しました。一人暮らしの僕に集落の人たちがとても親切してくれましたが、実は「(独立したのは)会社が倒産して、(稼ぎが悪いから)奥さんが子供を連れて出ていったんだね」と噂していたそうです。家の改修を一人で始め終わった頃に、妻と息子が治療から戻って「よかったねぇ」。そんな心配をされていたとは思ってもいませんでした(苦笑)。

15年間空き家だった元飲食店を“現状渡し”で借りました。ジャングルと化した庭、ゴキブリ天国の台所、フカフカの畳、ネズミのグランドになっていた天井裏など、住むには程遠く、ショップのイメージは銀河系の向こうにあるような状態が“現状”でした。掃除に3か月かかったかなぁ(笑)。改修をプロにお願いすることも出来ますが、僕はもともと電気屋だし、できることは全部自分で改修していきました。

移住者08
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木工作家で食べていける?

なんでも手作りするライフスタイルが仕事も応援してくれます

奄美大島は自然の宝庫です。木工作品に使う木も、奄美大島産にこだわっています。伐採されてしまった貴重な木の枝や流木など、加工をしなければそのままゴミとなって捨てられてしまいます。顧みられない自然素材が、自分の手仕事で木工作品に生まれ変わるのは本当に醍醐味です。そして、生まれ変わった作品は、壁や棚に飾られるのではなく、日々使われることで価値が出てくると思っています。木のスプーンは使わないと、カビが生え、ヒビが入ってきます。でも、毎日使われると、100年後も現役かもしれません。

移住者08
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自分の作品が日常で活躍する場を提案したくて、木の皿に料理を盛りつけることを始めました。すると、料理も自然豊かでないと似合わないのに気付かされます。買い置きした精米を炊飯器で炊くことから、玄米を都度精米し、鍋で炊く。保存のために島の豚肉を玄米の麹漬けにする。スーパーで買い物する生活から、農家の無人販売で野菜を買ったり、釣果のおこぼれ魚を頂いたりする生活に変わっていきます。

移住者08
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離島という場所を不便と思うか、何でも自分で出来ると思って楽しむかは、その人次第です。僕らは、不便を楽しんでいます。クーラーがなくても、天然の風が家の中を吹き抜けるし、雨が降りそうだと五感が冴えてくる。飾らない日常の中で自分の作品を実際に使ってディスプレーすると、島外からお見えになるお客様に新鮮に映るようです。僕の目指す木工作品は、自然と一体となり、日常と一体になるライフスタイル提案なのかもしれません。単なる木工品を並べただけのお店では、きっと生活に困るくらいの売上だったかもしれませんね。

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自然素材と自然体を生活スタイルと作風の中心に据えていることで、困ったこともありますが。生まれたときは病気で苦しんでいた長男は「怪獣」のニックネームを持つ野生児と化しました。白い壁紙は彼のキャンバスになりました。最近生まれた次男も怪獣2号になるのは間違いないです(苦笑)。

移住者08
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集落の付き合いは大変?

楽しむことが大事です

今の家に移った時は奄美大島に移住して既に6年経っていましたが、奄美大島の大都会の名瀬で暮らしていたので、“集落”生活とは無縁でした。引っ越した時は、集落には知っている人が誰もいなかったですね。工具の音を気にせず、ショップにもなる物件という条件で探していたので、地域とのかかわりを意識したのは住んだ後からです。

今では、運動会前のグランド整備から始まり、集落の行事も青年団として率先して参加しています。義務感ではなく、楽しいと思えるからです。伝統行事は守ることだけに視点が行きがちですが、やっていて楽しくなければ続かないです。自身の生活スタイルは「面倒を楽しむ」ですが、残念ながら島の人々がみんなそうではないのも現実です。行事は伝統だからやり続けるけれど、その中で面倒なことは省くようになってくる。でも、僕は行事を楽しみながら続けたいし、行事の持つ意味や文化を理解し吸収したい。そして、楽しい行事を子供に伝えていきたいです。

今は同じ思いを持つ仲間が見つかり、楽しい行事づくりにチャレンジしています。「島料理は作るのが大変だから、ポテトフライを買ってこよう」から、「みんなで島料理のワークショップをやろう」になると、人はワクワクしながら参加します。集落民の一部しか参加しなかった行事は、集落民の6倍人が集まる一大イベントになりましたよ。ちょっとずつ、ワクワク、ドキドキのイベントに変えることで、伝統行事はつまらないから、みんなで楽しみながらやろう!に変えていきたいと思っています。

移住者08
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先輩移住者からのアドバイスは?

真っ先に友達づくりを楽しんでやってみて

移住したいと思っている人たちから相談を受けることも多いですが、僕は「とにかく先に友達づくり!」と伝えています。「家が見つからない」、「仕事はどうしたらいいの?」が移住を考える最初ではないと思っています。島に来ることが楽しくなり、ちょっと長く滞在するのが楽しくなり、相談する人たちが出来てくると、課題だと思っていたことがスーッと解決していきますよ。

僕らのビジネス

KOSHIRAERU
島の木材や流木など自然素材を使用した雑貨やアクセサリーを製造販売しています。贈答品や記念品、特別な想いをオーダーメイドでコシラエることもしています。
鹿児島県大島郡龍郷町大勝1164
TEL:080-2748-7961
Email:houzono@gmail.com

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