移住希望者の受け入れに関する島民意識調査結果

南の島の楽園 奄美群島への移住支援情報サイト「ねりやかなや」では、コロナ禍における移住検討者の受入について島民意識に関するアンケートを2020年5月25日から6月18日まで実施しました。
アンケートに協力いただいた皆様に感謝申し上げます。
アンケートの結果は今後の今後のよりよい移住支援体制構築に活用させて頂きます。

アンケート期間:2020/5/25~6/18
回答者数:102名

回答者の内訳:
<居住する島>
奄美大島在住:56
加計呂麻島在住:19
喜界島在住:3
徳之島在住:15
沖永良部島在住:6
与論島在住:3

<年齢>
~20代:7
30代:34
40代:36
50代:16
60代~:9

<家族構成>
シングル:26
カップル:26
ファミリー:50
うち、お年寄りと同居:13
うち、持病のある人と同居:13

<性別>
男:41
女:61

<移住経験>
本人が移住者/Uターン者:47
本人もパートナーも移住者/Uターン者:26
パートナーが移住者/Uターン者:5
ずっと島に居住:18
転勤:3
多地域居住:3

<居住歴>
10年超:30
10年以内:18
5年以内:17
3年以内:7
1年以内:9

<職業>
公務員:17
その他サービス業:15
宿泊業、飲食サービス業:13
農業、林業、漁業、水産養殖業:11
製造業:5
卸売業、小売業:5
医療、福祉:5
仕事はしていない:5
教育、学習支援業:4
学術研究、専門・技術サービス業:4
建設業:3
情報通信業:3
運輸業、郵便業:1
不動産業、物品賃貸業:1
他:10

<島内の居住ロケーション>
島の田舎:56
島の都会と田舎の間:27
島の都会:19

質問1:あなたはどのくらいでコロナ感染が収束すると思いますか?
この2~3カ月:6(6%)
この半年:5(5%)
今年いっぱい:20(20%)
来年いっぱい:7(7%)
来年のどこかまで:22(22%)
2~3年かかる:26(26%)
数年以上かかる:8(8%)
分からない:8(8%)

質問2:県境移動自粛が解除された時点で、島外からの観光客の受入はどう考えますか?(複数回答)
観光客は島にとって大事な収入源だが、客入りの復活はじっくりでいい。:56(55%)
コロナ感染がある程度治まるまで、観光客を呼び込むことは控えるべきだ。:34(33%)
どこの地域から観光客を呼び込むかによる。関東や関西など特別警戒区域となった地域からの観光客は、緊急事態宣言解除でも警戒する。:30(29%)
コロナが完全に終息するまで、観光客の呼び込みは控えるべきだ。:19(19%)
観光客は島にとっても大事な収入源なので、早急にコロナ以前の状態くらい客入りは復活してほしい。:16(16%)
島に観光客が来るのは気にしないが、自分の集落などでは遠慮してほしい。:4(4%)
特に考えてない。:1(1%)
他:9(9%)

質問3:県境移動自粛解除後の移住希望者の受入をどう考えますか?(複数回答)
コロナ感染がある程度治まるまで好ましくない:36(35%)
今は好ましくない:28(27%)
今は自粛するべき:27(26%)
移住希望者の人となりによる:24(24%)
県境移動の自粛が解除されたなら、拒む理由がない:23(23%)
コロナが完全に終息するまで好ましくない:10(10%)
どこの地域から来るのかによる。関東や関西などの特別警戒地域になった地域からの移住希望者は敬遠したい:9(9%)
特に気にしない:9(9%)
島で受入するのは構わないが、自分の集落や職場には来てほしくない:2(2%)
もともと移住希望者を歓迎していない:2(2%)
他:9(9%)

質問4:県境移動自粛解除後にあなたの隣に移住者が引越して来たら、どう思いますか?(複数回答)
2週間は自宅待機するべきだ:71(70%)
コロナがある程度治まるまで待ってから越して来るべきだ:28(27%)
コロナ感染者が多い場所から越してきたのなら嫌だ:23(23%)
コロナに感染していないことを証明できるようになってから越して来るべきだ:23(23%)
県境移動自粛解除後なので、拒む理由がない:19(19%)
越してきた人のひととなりによる:15(15%)
コロナが完全に終息するまで待ってから越して来るべきだ:13(13%)
別に気にしない:7(7%)
どこから越して来るのかによる。関東や関西など特別警戒地域になった地域からだと敬遠したくなる:6(6%)
他:5(5%)

質問5:あなたの友達が島に越してきたいと言ったら、どうしますか?(複数回答)
2週間は自宅待機するべきと勧める:58(57%)
コロナがある程度治まるまで待ってから越して来るべきと勧める:49(48%)
コロナに感染していないことを証明できるようになってから越して来るべきと勧める:24(24%)
コロナが完全に終息するまで待ってから越して来るべきと勧める:22(22%)
別に気にしない:8(8%)
他:4(4%)

寄せられたコメント
<不安に思う方々のご意見>
 コロナの危険度が今のインフルエンザレベルになれは問題ないと思います。要は薬や予防接種が出来たら良いと思います。

 コロナ帰省、コロナUターン実際にあり、島内でうろうろしています。近所にもおり、大半は帰ってきたことへの喜びの様子です。とはいえ住民の意識差はかなりあり、毎年帰ってくる人は用心で帰ってきていない所もあれば、「田舎は大丈夫でしょ」という考えで予防一切していない人も多く、持ち込まれることへの理解をしているのか怪しいものです。これで飛行機が完全に飛べば、ほぼ予防活動する人はいなくなるのではないかと感じています。

 島外のナンバープレートを見ただけでも警戒心が湧くし、「来ないで!」と思ってしまいます。隔離ベットが4つしかないというこの島の現状を考えると、リスクはできるだけゼロにしたいのが本音。観光客や移住者を拒否すると島の経済は成り立たないとは思うけれど、ワクチンなどの対処法が見つかるまではお互いにガマンするしかないのでは?

 ご高齢が多いだけに、心配はまだ続きますね。

 島外の無症状感染者から島内在住者にコロナがうつる事が不安です。病床数を増やす、PCR検査場所設置など、島内のコロナ対策の強化をしっかり進めてくれないと、奄美が観光地である以上は、住民側は何をどう考えても、どうしようもない。

 夏でもウイルスは確実に存在しているということ、秋冬には第2波第3波または、新たな感染ウイルスは確実に訪れるということを念頭に置いて、対策をしっかり考えながら活動に取り組んでいただきたいと思います。

 相手は目に見えないウイルスなので本当に慎重に考えるべき事だと思います。来島者が増えればリスクは高まります。今まで怯えながら頑張ってきた島民の努力を無駄にしないように。

 政府が収束宣言しようとも、根本的な解決策が無いならやるべきでは無い。まずワクチンや特効薬が確立されていない上に、離島の限られた医療機関でパンデミックを起こしたときの対応方法が明確で無い段階でハイリスクでしか無い。受け入れ組織が最悪の状況になったとしても、確実に責任取れるならやればいいと思うが、そんなことは不可能である。最近では、基礎疾患のある方や高齢者などが重篤化する可能性が高く、健康な若い世代(30代以下)では死亡者は出ていないと自称専門家や有識者がデータを元に発表していたが、根本的な所からズレており、従来のやり方では経済的負担が大きすぎるからリスクがあっても強行しているに過ぎない。ウイルスの専門家なら知っていて当たり前だが、ウイルスの突然変異や、感染を繰り返し世代交代する事で起こりうる進化の脅威が考慮されていない。せめて、ワクチンか特効薬が確立して離島の医療機関でも潤沢にストックできる位になってからやってほしい。

 質問の回答欄に「証明出来るようになってから」の項目があると良いんじゃないかと思います。ほとんどの人、そこにチェックがつくんじゃないか?と思います。

 リゾート気分でマスクを外して騒いで欲しくない。空港、バス、タクシー、宿、ツアーガイド、役場などがしっかりと、島での過ごし方に注意するよう繰り返し伝えて欲しい。

 今後コロナに関しては「どう共存していくか?」が大事だと考えます。今回がたまたま新型コロナウィルスなだけであって今後もこのような事態は充分考えられます。そしてコロナ自粛で見えてきたことは大きな氣づきであって、経済的には大打撃を受けた方はいらっしゃるものの、本当に必要な事、もの、不必要な事、もの、が見えてきたのも事実。ひとつの事象がもたらす事を「ネガティブ」とだけ捉えずに、有益な情報をもとに自分達が何を選択するか…だと思います。

 あまり気にしすぎて、疲れます。

<移住受入に関するご意見>
 アフターコロナ移住者はどの地域に越してきたとしても、ある程度言われる覚悟が必要かもしれないと思った。

 新型コロナそのものの脅威だけでなく、島外から来たという事への風評被害により移住者の快適さが失われる事が懸念されるため、島の住民たちの意識として、島外からの流入に抵抗がなくなるまでは移住希望者の冷静な判断が必要であるとともに、島内の世論や風潮をしっかりと事前に伝えることが重要だと思います。

 以前なら二拠点居住もアリでしたが、今後はコロナが完全に収束するまでは、二拠点居住での移住はしないで欲しいです。ただでさえ「Iターンは目障り」と思っている島人は多々いるので、早急な移住誘致は感染リスクの面からも、差別の面からも、控えてもらうべきだと思います。また、それでも移住するのであれば、積極的な集落や島への協力や貢献のできる人となりの方々に、移住してきていただきたいです。

 今年3月に東京から引っ越してきました。新型コロナに対して過剰反応を起こしているように思える。本来であればただの風邪なので、感染しても軽症のまま治っている人も多い。対処方法が確立されつつあるので、移住者は2週間の自宅待機などを行い、ウイルスを広める危険性がないのであれば、受け入れるのが自治体にとっても今後の為のように思える。

 まだまだわからないことだらけのコロナウィルス感染で皆さんが脅威に感じていることはわかるが、こんな時だからこそ思いやりが必要だと思う。移住を希望する方は移住場所で2週間自宅待機をできる方なら一番いいと思うが、簡易に陽性か陰性を調べる方法があるならその方がいいと思う。移住される方も受ける方もお互いに思いやりが必要です。

 正直、このコロナ渦で経済的にも社会的にも混乱のある中、移住(止む終えない場合を除く)というのは、移動によるコロナ感染のリスクや村社会の中での印象などを考える上でもあまりおすすめできない。実際、今はそういう気持ちになれない方も多いのではないかと思う。特に島の医療体制には限りがあり、ひとたび感染が広まってしまうと島の地域社会自体が危ない自体になりうるし、実際沖永良部島でもそうだったが、Uターンで感染した方への心ない人の誹謗中傷が悲しいことにあったのも確か。それに、この状況が別に永久に続くわけではなく、ワクチンや薬の開発などが進めば今まで通りに近いかたちに戻れると思うので、移住に関しては、移住後その地域でうまくやっていくためにも、それからでもいいのではないかと思う。

 withコロナ時代、しばらくは移住者にとっては風評被害や人の目がさらに気になり、偏見により地域住民との軋轢を生みかねない状況もあるかと思います。でもどこで暮らし、生きるかは人としての自由。それをとやかく言われないような移住のあり方があればいいなと思います。アンケートお疲れ様です。頑張ってください!

 自分の権利ばかり主張する若い移住者は迷惑なだけです。その人が、自分勝手に強引に進めるだけで、「やっぱり移住者は!!!」と、せっかく微妙でも良いバランスで住んでいた関係をぶち壊されかねない。全く迷惑なだけです。

 私はちいさな集落で生活しています。移住されるのであれば、集落活動に参加しない方は移住をご遠慮願いたいと、個人的に思っています。

<経済立て直しに関するご意見>
 民泊業を行っている立場としては、少しずつでも来島者が増えて頂きたいと思います。今回のコロナに対して、国内の特にメディアは毎日の様に、ただ不安を煽る感じがして居ります。冷静に考えれば、冬場のインフルエンザの様に、感染者や死傷者が今のところそれ程多く無いのも事実です。但し、タミフルの様なワクチンが、未だ使用出来ない不安は有るのかもしれません。それでも、対応する手法はあると思って居ります。そろそろ、経済活動と最低限のコロナ対策を両立した、方向性に舵を切る方が得策だと考えます。

 観光という名目だと、2週間の待機などが望めないため、感染が広まる心配がある。ただ、このコロナで、内地や都市の人も様々な事情がある人がいたり、またこれからの生き方について考える人も多いと思う。元々過疎高齢化や人材不足による危機に陥っているシマとしては、この機会に心ある人に移住してもらうことはとてもよい機会になると思う。そのためには、奄美全体で、そうした人を受け入れるための2週間隔離出来る施設をもうけ、そこで外との接触を絶った状態で発症しなかった人に移住してもらうようにするなどの対策を用意して、受け入れるようにしてはどうか。出来れば飛行機に乗る前にPCRや抗体検査もして、安全を確かめた上で飛行機に乗ってもらえたらよいと思う。

 普段であれば島外からの観光・移住はウェルカムなのですが、今の状況ではそうとも言っておられず。かと言って、宿泊業・観光業・飲食業の方々が本当に苦しんでいるのも間近で目にしているので、悩ましいです。それでもやはり医療体制が脆弱かつ人の繋がりが密な島には、コロナは極力「来て欲しくない」です。

<政策に関するご意見>
 奄美群島の行政リーダーや感染症の専門家、各業種の有識者を通じた協議会を立ち上げて、奄美大島や奄美群島での観光客や移住希望者等の受入のガイドラインを作成してほしい。それがない限り、島民の価値観がまとまらず、逆に亀裂が入る可能性がある。
(例)「私は受入をずっと自粛しているのに、あの人は観光客や移住者を受け入れているという人間関係の亀裂」

 アンケートの作成、ありがとうございます。今年度の移住体験ツアーについては、移住フェアのようにオンラインで試験的に開催してみてはどうでしょうか?基本的な生活に必要な場所や教育環境については、動画コンテンツとして配信し、先輩移住者や同業者などの直接お話をされたい方とは、zoomを活用して会話をするなどの対応が可能だと思います。http://loconect.com/fair-entry/。今ならコロナウィルス対策として、IT補助金も活用出来ます。(最大450万円 3/4補助https://www.it-hojo.jp/)