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南北に国道58号線、その国道を迂回するように県道、市町村道が通っています。奄美市名瀬や瀬戸内町古仁屋(こにや)の市街地を除くと、信号が少なく、長いトンネルが多いです。外周約460㎞の島で、奄美空港のある奄美市笠利町から古仁屋まで約70㎞あります。

奄美大島の公共交通機関はバスだけで、電車は走っていません。島民のほとんどがバスを使わず、マイカーを利用しています。名瀬や古仁屋の市街地ではバイクや自転車を利用している人もいますが、島全体では二輪車の利用度は低いです。特に、雨が多いのですぐに錆びる、アップダウンが激しく、さらに集落と集落の距離がかなり離れているなど、自転車の利用は厳しいです。

道路が狭いので、市街地での路駐はやめましょう。有料駐車場がたくさんあります。島民が島外に行くときは、地元民に送迎を頼むか、有料パーキングに駐車しています。空港の駐車場は送迎用なので、数日放置すると怒られます。

奄美大島・加計呂麻島・請島・与路島

路線バス(2024年2月現在)

複数のバス会社で島内をカバーしています。国道58号線を中心に島内の運行する「しまバス」、瀬戸内町の奄美大島側は「南部交通」、名瀬と大和村をつなぐ「大和村直行バス」、加計呂麻島内は「加計呂麻バス」です。

空港線や奄美市名瀬市街地内のバス便(しまバス)は利用者も比較的多く、ある程度の利便性を確保しています。しかし、他の路線バスは極めて本数が少なく、利用者は通学の高校生とお年寄りがほとんどです。路線番号がなく、バスに表示している行き先は「終点」ですが、地元の方にバス停を聞いても答えられる人は少ないです。バスの運転手さんがバス停ではないところでお年寄りを乗せるのを見かけることもありますが、乗降フリー区間ではなく運転手さんの配慮によるものです。バスの乗降はバス停をご利用ください。

島内バス 島バス 大和村直行バス 南部交通

▷しまバス

大和村、瀬戸内町の一部を除く奄美大島内を運行しています空港~奄美市名瀬市街地~瀬戸内町古仁屋の国道58線の運行が主要路線で、国道から外れる路線の便数は少ないです。
郊外線の路線図と時刻表

1. 空港線
名瀬市街地まで約1時間、大人1,100円です。太平洋沿いに名瀬に向かう路線以外に、奄美市笠利町赤木名を経由する3つのサブ路線があります。路線で運行ルートが微妙に違うので、車時にバスの運転手に降りるバス停を確認するのがよいでしょう。
・奄美空港→こしゅく第1公園(奄美市名瀬)
・奄美空港→赤木名(奄美市笠利)→平田町奥又(奄美市名瀬)
・赤木名(奄美市笠利)→奄美空港→せとうち海の駅(瀬戸内町古仁屋)
・奄美空港→赤木名(奄美市笠利)→せとうち海の駅(瀬戸内町古仁屋)

2. 古仁屋線
空港方面か名瀬市街地から奄美大島の南部、瀬戸内町古仁屋に向かう路線です。空港から古仁屋の「せとうち海の駅」までは、約2時間で2,380円です。
・赤木名(奄美市笠利)→奄美空港→せとうち海の駅(瀬戸内町古仁屋)
・奄美空港→赤木名(奄美市笠利)→せとうち海の駅(瀬戸内町古仁屋)
・新港(奄美市名瀬)→せとうち海の駅(瀬戸内町古仁屋)
・こしゅく第1公園(奄美市名瀬)→せとうち海の駅(瀬戸内町古仁屋)

その他に以下の路線があります。
3. 龍郷町線
4. 空港~佐仁線
5. 赤木名外金久(奄美市笠利町)~赤尾木郵便局線
6. 佐仁~屋仁~赤木名外金久~Aコープ線(奄美市笠利町内)
7. ビッグII~上戸口線(龍郷町中勝~龍郷町上戸口)
8. 三太郎の里~住用・市線(奄美市住用町摺勝~奄美市住用町市)
9. 新村~宇検・屋鈍線(奄美市住用町新村~宇検村)

  しまバス
問い合わせ: ☎ 0997-52-0509

▷南部交通

瀬戸内町の奄美大島側を5路線で運行しています。一部路線はデマンド運行で、事前予約が必要です。しまバスフリーパス券はご利用できません。

1. 古仁屋~篠川・新村・西古見線
2. 高丘住宅(古仁屋)~清水 ※運動公園は、デマンド運行
3. 古仁屋~節子~嘉徳 ※嘉徳は、デマンド運行
4. 古仁屋~蘇刈(ヤドリ浜) ※ヤドリ浜は、デマンド運行
5. 古仁屋~蘇刈経由~伊須

  南部交通
問い合わせ: ☎ 0997-72-1904

▷大和村直行バス

奄美市名瀬市街地の「県立大島病院前」から大和村の「今里」までを運行しています。大島タクシーのマイクロバスで、「大和村直行バス」と記載されています。車内に降車を知らせるボタンがありませんので、バスに乗り込む際に運転手に行き先を告げてください。平日は5便、土日祝祭日は3便です。
大和村民と村民外では、料金が異なります。村内在住の未就学児童、高校生、65歳以上の高齢者は村内無料。村民外料金は名瀬から「今里」で1,200円、大和村の一番名瀬よりの「国直」までで700円です。車内には両替機がありません。おつりのでないよう運賃をご用意ください。

  大和村直行バス
問い合わせ:大和村役場 ☎ 0997-57-2111

▷加計呂麻バス

古仁屋から出港する町営フェリーと接続しています。瀬相と生間の2つの港が起点で、港以外の集落間の移動には向きません。時間調整やデマンド運行(予約に応じた運行)になっている路線もありますので、事前にルートや運行時間を確認した方がよいでしょう。
・瀬相~実久
・瀬相~秋徳(佐知克)~生間
・瀬相~押角~生間(一部デマンド運行)
・瀬相~西阿室
・瀬相~阿多地(一部デマンド運行)
・生間~徳浜(一部デマンド運行)

  加計呂麻バス
お問い合わせ: ☎ 0997-75-0447

レンタカー・タクシー・運転代行・レンタサイクル
(2024年2月現在)

▷レンタカー

レンタカーは、空港、名瀬市街地、古仁屋市街地で利用できます。レンタカー会社も保有台数も多くなりましたが、ゴールデンウィークやお盆の頃など繁忙期は品薄になるので予めの予約をお勧めします。

リアス式海岸が織りなす外周460kmの島なので、1日で島全体を見て回るのは難しいです。車で島を一周したいと思う方は2泊3日くらいの余裕を持たれた方がいいでしょう。ガソリンスタンドは島内全域にありますが、名瀬市街地が最も多く、ガソリン代も安いです。名瀬から離れると、古仁屋を除きガソリンスタンド数が少なくなり、価格も高くなります。奄美大島の国道、県道沿いは、きれいに整備されていますが、農道や林道はがけ崩れがそのまま放置されていたり、通行止めになっていたりします。整備されていない道を進むことは控えた方がいいでしょう。山の中は猛毒ハブに遭遇する可能性があり、携帯電話が圏外になることもあります。
レンタカー会社一覧はこちら 

▷タクシー

タクシー会社は7社です。初乗りは600円(2024/3/25~)です。空港から奄美市名瀬の市街地までは約8,000円です。
名瀬市街地ではタクシーをよく見かけますが、空港や港で待機しているタクシーの台数は少ないです。その他の地域ではタクシーは近くにいないと思った方がいいでしょう。事前に配車依頼の電話が必要です。配車アプリは利用できません。
観光タクシーとして貸し切りもできますが、事前予約が必要です。定員4名で、1時間約5,000円、半日15,000円~30,000円くらいです。
大島タクシー(☎0997ー52ー2235、奄美市名瀬)
エヌワンタクシー(☎0120-322-352/0997ー52ー2235、奄美市名瀬)
中央タクシー(☎0997-52-6222、奄美市名瀬)
みなみタクシー(☎0997-53-0023、奄美市名瀬)
三井タクシー(☎0997-63-0048、奄美市笠利)
奄美タクシー(☎0997-62-2211、龍郷町赤尾木)
あおぞら介護タクシー(☎0120-968-813、奄美市名瀬)
介護タクシーでんでん(☎090-7478-6776、奄美市名瀬)

▷運転代行

レンタカー利用時にアルコールを飲む場合には、運転代行サービスがあります。インターネット検索でも探すことができますが、鹿児島県で2番目に大きい繁華街である奄美市名瀬の「屋仁川(やにがわ)」では、多くの運転代行会社が客待ちをしています。ただし、地元民も利用するので、週末や年末、年度末などは非常に混みあいます。名瀬市街地内で1,000円~2,000円程度、名瀬から龍郷町赤尾木までで4,000円~6,000円程度です。

奄美大島第2の繁華街である瀬戸内町古仁屋でも運転代行会社はありません。名瀬以外の場所で運転代行を依頼する場合は、地元に運転代行会社があるかを先に確かめましょう。飲食店で紹介してくれることがあります。地元に運転代行会社がない場合は、名瀬からピックアップに向かうため料金は高めになることが多いです。瀬戸内町や宇検村から名瀬でアルコールを飲む人は、名瀬に宿泊、または飲まない人が運転して帰ることが多いです。

▷レンタサイクル

市街地ではレンタサイクルを利用するのもよいでしょう。
しかし名瀬や古仁屋以外の場所ではアップダウンが激しく、さらに集落と集落の距離がかなり離れているので、 アシスト機能付きの自転車をお勧めします。
最近は、E-bike(電動アシスト付きマウンテンバイク)のレンタルもあります。 レンタサイクル業者一覧はこちらからご確認下さい。

自治体がE-bikeを貸し出ししています

加計呂麻島に行くには(2024年2月現在)

奄美大島の瀬戸内町の古仁屋まで移動し、古仁屋港から町営フェリーか海上タクシーを利用します。

▷町営フェリー

町営フェリーは1日7便、片道20~25分で、加計呂麻島の瀬相(せそう)と生間(いけんま)の2つの港までを交互に古仁屋から運航します。運賃は360円(おとな)で、往復券がお得です。フェリーで乗用車は運べますが、要予約です。積載料金は高く、フェリーが欠航になると人は乗合船などで移動できても車は移動できなくなります。奄美大島で借りたレンタカーを島外に移動させることを禁止しているレンタカー会社もあります。加計呂麻島でレンタカーを利用することをお勧めします。

フェリーかけろま(☎0997-72-4560)
運行航時刻表
運賃
瀬戸内町営定期船運航情報は、X(旧Twitter)で見ることができます。

▷海上タクシー

海上タクシーは、港と出発時間が決まっている乗合船と、目的地を自由に選べるチャーター船があります。

乗合船は古仁屋と瀬相(せそう)、生間(いけんま)の2か所の港を結び、所要時間は約15~25分です。古仁屋~瀬相、古仁屋~生間ともに料金は400円と、町営フェリーと大差ありません。8~12往復/日と日の出~日没までほぼ1時間ごとに運航していますが、日曜日は減便するので注意ください。乗合船は地元民優先で定員になり次第、出港します。フェリーとは乗り場が違うので、ご注意ください。また、車は運べません。

チャーター船は、定員12名で、各集落の桟橋や港に直接行くことができます。古仁屋~瀬相4000円、古仁屋~生間3,000円、古仁屋~スリ浜3,000円など、乗船人数と行き先で料金が決まるので、事前に確認ください。12名以上の場合は追加料金が発生します。加計呂麻島はリアス海岸の入り組んだ横に長い周囲約150kmの島で、道路は狭く、カーブが多いので、目的地が1か所であれば、古仁屋からチャーター船で直接目的地に向かう方が、フェリーとバスやレンタカーを乗り継いで利用するより移動が早く楽で安く済む場合もあります。

奄美海上タクシー(☎0997-72-4760)
瀬戸内地貸切船共同組合(☎0997-72-0377)
古仁屋貸切船組合(☎0997-72-0332)
一般社団法人 奄美せとうち観光協会

▷レンタカー・レンタサイクル

レンタカーは生間と瀬相で借りることができます。台数が限られているので、事前予約をお勧めします。

レンタサイクルもありますが、島内は起伏があるので、E-bike(マウンテンタイプ、シティサイクルタイプ)の方がお勧めです。4時間2,000円もしくは3,000円~で、要事前予約です。貸出場所は生間港、瀬相港、加計呂麻島展示・体験交流館で、貸出場所以外での乗り捨てはできません。

■レンタカー
うみがめレンタカー(☎090-9729-3654、生間港)
島のレンタカーKakeroma(☎080-8038-1409、瀬相港)
イキンマレンタカー(☎0997-76-0202、生間港)

■レンタサイクル(E-bike)
加計呂麻島展示・体験交流館(☎0997-76-0676、諸鈍)

請島・与路島に行くには(2024年2月現在)

古仁屋から請島を経由して与路島に向かう町営定期船か、海上タクシーの利用となります。
定期船は曜日によって運航が異なりますが、基本的に古仁屋~与路の1往復です。古仁屋~与路を1時間半程度で運航しています。定期船は古仁屋~与路で1,030円ですが、海上タクシーはチャーター船になるのでかなり高額です。島内にバスやタクシーなどの公共交通機関はありません。ご注意ください。

加計呂麻島・請島・与路島の情報は、一般社団法人 奄美せとうち観光協会のホームページをご覧ください。

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