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奄美群島の島内交通の状況をまとめました。
奄美の島々の公共交通機関は、バスとタクシーとなります。

奄美大島

南北に国道58号線、その国道を迂回するように県道、市町村道が通っています。
奄美市名瀬や瀬戸内町古仁屋(こにや)の市街地を除くと、信号が少なく、長いトンネルが多いです。
外周約460㎞の島で、奄美空港のある奄美市笠利町から古仁屋まで約70㎞あります。

奄美大島の公共交通機関はバスだけで、電車は走っていません。
島民のほとんどがバスを使わず、マイカーを利用しています。
名瀬や古仁屋の市街地では、バイクや自転車を利用している人もいますが、島全体では利用度は低いです。雨が多く、すぐに錆びる、アップダウンが激しく、さらに集落と集落の距離がかなり離れているなど、自転車利用には厳しい島です。

道路が狭いので、市街地での路駐はやめましょう。有料駐車場がたくさんあります。
島民が島外に行くときは、地元民に送迎を頼むか、有料パーキングに駐車しています。空港の駐車場は送迎用なので、数日放置すると怒られます。

奄美大島・加計呂麻島・請島・与路島

路線バス(2023年5月現在)

複数のバス会社が島内をカバーしています。

島内バス 島バス 大和村直行バス 南部交通

空港線や名瀬市街地内のバス便(しまバス)は利用者も比較的多く、ある程度の利便性を確保しています。しかし、他の路線バスは極めて本数が少なく、利用者は通学の高校生とお年寄りがほとんどです。
路線番号がなく、バスに表示している行き先は「終点」ですが、地元の方にバス停を聞いても答えられる人は少ないです。

空港から龍郷町、名瀬市街地までは、しまバスを利用します。
名瀬市街地まで約1時間、大人1,100円です。
空港~名瀬市街地の国道から外れる路線の便数は少ないです。

マングローブや南部の瀬戸内町古仁屋に向かう場合は、しまバスの空港または名瀬市街地からの古仁屋線を利用します。
古仁屋から瀬戸内町内を移動するには、南部交通のバスを利用します。
加計呂麻島の島内は加計呂麻バスが運行しています。詳しくは「加計呂麻島に行くには」ご覧ください。

宇検村まではしまバスを利用して、マングローブパークの先にある「新村」で乗り換えます。
宇検村内はバスの便数が少なく、日帰りは難しいです。

大和村へは、名瀬から大和村直行バスを利用します。大島タクシーのマイクロバスで、「大和村直行バス」と記載されています。
しまバスの「ウエストコート前」バス停で乗り換えとなります。
県立大島病院前(奄美市名瀬)~大和村今里間を運行しています。
料金は700円~1,200円/ひとりで、車内で両替はできません。おつりの出ないように運賃をご用意ください。
車内に降車を知らせるボタンがありませんので、バスに乗り込む際に運転手に行き先を告げてください。

  大和村直行バス
問い合わせ:大和村役場 ☎ 0997-57-2111

バスの運転手さんがバス停ではないところでお年寄りを乗せるのを見かけることもありますが、 乗降フリー区間ではなく運転手さんの配慮によるものです。バスの乗降はバス停をご利用ください。

▷しまバス

大和村、瀬戸内町の一部を除く奄美大島内を運行しています。
全部で9路線、さらに各路線でサブ路線があります。

1. 空港線
空港と奄美大島最大の市街地である奄美市名瀬の間を中心に4つのサブ路線がありますが、大きくは太平洋沿いを龍郷町に向かうか、 龍郷湾側の赤木名を経由するかになります。ただし、路線で運行ロートが微妙に違うので、 車時にバスの運転手に降りるバス停を確認するのがよいでしょう。
バス路線の詳細はこちらご確認下さい。
こしゅく第1公園(奄美市名瀬地区)~奄美空港
せとうち海の駅(瀬戸内町古仁屋)~奄美空港~赤木名(奄美市笠利地区)
せとうち海の駅(瀬戸内町古仁屋)~赤木名(奄美市笠利地区)~奄美空港
平田町奥又(奄美市名瀬地区)~赤木名(奄美市笠利地区)~奄美空港
2. 古仁屋線
南部の市街地である瀬戸内町古仁屋と奄美市名瀬、空港を運行する4つのサブ路線があります。
赤木名(奄美市笠利地区)~奄美空港~せとうち海の駅(瀬戸内町古仁屋)
奄美空港~せとうち海の駅(瀬戸内町古仁屋)
新港(奄美市名瀬地区)~赤木名(奄美市笠利地区)~せとうち海の駅(瀬戸内町古仁屋)
こしゅく第1公園(奄美市名瀬地区)~せとうち海の駅(瀬戸内町古仁屋)
3. 龍郷町線
奄美市名瀬の市街地と龍郷町の間を3つのサブ路線で運行しています。
平田町奥又(奄美市名瀬地区)~東シナ海側の県道を経由(西回り)~安木屋場(龍郷町安木屋場)~ビッグⅡ(龍郷町大勝)
平田町奥又(奄美市名瀬地区)~山羊島トンネル・国道を経由(東回り)~秋名(龍郷町秋名)
平田町奥又(奄美市名瀬地区)~和光トンネル・国道を経由(東回り)~秋名(龍郷町秋名)
4. 空港~佐仁線
せとうち海の駅(瀬戸内町古仁屋)~奄美市名瀬市街地~奄美市笠利地区を運行しています。
5. 赤木名外金久(奄美市笠利町)~赤尾木郵便局線
6. 佐仁~屋仁~赤木名外金久~Aコープ線(奄美市笠利町内)
7. ビッグII~上戸口線(龍郷町中勝~龍郷町上戸口)
8. 三太郎の里~住用・市線(奄美市住用町摺勝~奄美市住用町市)
9. 新村~宇検・屋鈍線(奄美市住用町新村~宇検村)

  しまバス
問い合わせ: ☎ 0997-52-0509

▷南部交通

瀬戸内町の奄美大島側を運行しています。
一部路線はデマンド運行で、事前予約が必要です。

1. 古仁屋~篠川・新村・西古見線
2. 高丘住宅(古仁屋)~清水 ※運動公園は、デマンド運行
3. 古仁屋~節子~嘉徳 ※嘉徳は、デマンド運行
4. 古仁屋~蘇刈(ヤドリ浜) ※ヤドリ浜は、デマンド運行
5. 古仁屋~蘇刈経由~伊須

  南部交通
問い合わせ: ☎ 0997-72-1904

レンタカー・運転代行・タクシー・レンタサイクル(2023年5月現在)

▷レンタカー

レンタカーは空港、名瀬市街地、古仁屋市街地で利用できます。レンタカー会社も保有台数も多くなりましたが、ゴールデンウィークやお盆の頃など繁忙期は品薄になるので予めの予約をお勧めします。
レンタカー会社一覧はこちらからご確認ください。 

名瀬市街地は朝夕を中心に時々渋滞しますが、その他の地域ではお年寄りの超低速運転で数台つながる程度ですが、 外周460kmの島です。1日で島全体を見て回るのは難しいです。車で島を一周したいと思う方は2泊3日くらい の余裕を持たれた方がいいでしょう。

ガソリンスタンドは島内全域にありますが、名瀬市街地が最も多く、ガソリン代も安いです。 名瀬から離れると、古仁屋を除きガソリンスタンド数が少なくなり、価格も高くなります。

奄美大島の国道、県道沿いは、きれいに掃除されたトイレや休憩所が至る所にあります。一方で、農道や林道は、がけ崩れがそのまま放置されていたり、通行止めになっていたりします。 整備されていない道を進むことは控えた方がいいでしょう。特に、山の中は猛毒ハブに遭遇する可能性があり、携帯電話が圏外になることもあります。

▷運転代行

レンタカー利用時にアルコールを飲む場合には、運転代行サービスがあります。 名瀬市街地内で1,000円~2,000円程度、名瀬から龍郷町赤尾木までで4,000円~5,000円程度と、タクシーよりも安い場合もあります。

鹿児島県で2番目に大きい繁華街である奄美市名瀬の「屋仁川(やにがわ)」では、多くの運転代行会社が客待ちをしています。ただし、地元民も利用するので、週末や年末、年度末などは非常に混みあいます。

名瀬以外の場所で運転代行を依頼する場合は、名瀬からピックアップに向かうことが多く、料金は高めになることが多いです。代行が見つからない場合は、飲食店に紹介をお願いしてみましょう。

瀬戸内町や宇検村から名瀬でアルコールを飲む人は、ホテルに宿泊、または飲まない人が運転して帰るようです。

▷タクシー

名瀬の市街地以外ではタクシーは近くにいないと思った方がいいでしょう。
名瀬以外でタクシーを利用する場合は、タクシー会社に電話しましょう。
空港でも待機タクシーの数は少ないので、利用日時が決まっている場合は予約したほうがいいでしょう。
事前に予約が必要ですが、運転手さんがガイドする観光タクシーも利用できます。
タクシー会社一覧はこちらからご確認下さい。
※一覧の中には瀬戸内町古仁屋の南部交通が記載されていますが、廃業しています。

▷レンタサイクル

市街地ではレンタサイクルを利用するのもよいでしょう。でも、名瀬や古仁屋以外の場所ではアップダウンが激しく、さらに集落と集落の距離がかなり離れているので、アシスト機能付きの自転車をお勧めします。最近は、e-bike(電動アシスト付きマウンテンバイク)のレンタルもあります。 レンタサイクル業者一覧はこちらからご確認下さい。

自治体がe-bikeを貸し出ししています

加計呂麻島に行くには(2023年5月現在)

奄美大島の瀬戸内町の古仁屋まで移動し、古仁屋港から町営フェリーか海上タクシーを利用します。
加計呂麻島はリアス式の入り組んだ横に長い周囲約150kmの島で、道路は狭く、カーブが多いので、目的地が1か所であれば、古仁屋からチャーター船で直接目的地に向かう方が、フェリーとバスやレンタカーを乗り継いで利用するより移動が早く楽で安く済む場合もあります。

町営フェリーは1日7便、片道20~25分で、加計呂麻島の瀬相(せそう)と生間(いけんま)の2つの港までを交互に古仁屋から運航します。運賃は360円(おとな)で、往復券がお得です。
フェリーの時刻表はこちら確認下さい。 

フェリーで乗用車は運べますが、料金も高く、乗船台数に限りがあります。生活物資を運ぶトラックや仕事に向かう車などを載せます。

  フェリーかけろま
お問い合わせ:瀬戸内町商工交通課船舶交通係
鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋大湊26-14
 ☎ 0997-72-4560

フェリーが欠航になると、人は乗合船などで移動できても、車は移動できなくなります。また、奄美大島で借りたレンタカーを島外に移動させることを禁止しているレンタカー会社もあり、できるだけ加計呂麻島でレンタカーを利用しましょう。
レンタカーは、瀬相、生間にあります。
瀬戸内町営定期船運航情報
レンタカー会社一覧はこちらからご確認ください

海上タクシーは、港と出発時間が決まっている乗合船と、目的地を自由に選べるチャーター船があります。
乗合船は古仁屋と瀬相(せそう)、生間(いけんま)の2か所の港を結び、所要時間は約15~25分です。乗合船は定員になり次第、出港します。
フェリーとは乗り場が違うので、ご注意ください。また、車は運べません。
乗合船の時刻表・運賃情報

加計呂麻島内では加計呂麻バスが運行、フェリーに接続しています。
ただし、バス便は多くなく、瀬相と生間の2つの港が起点で、港以外の集落間の移動には向きません。
時間調整やデマンド運行(予約に応じた運行)になっている路線もありますので、事前にルートや運行時間を確認した方がよいでしょう。

  加計呂麻バス
お問い合わせ: ☎ 0997-75-0447

加計呂麻島では、レンタサイクルもあります。生間港、瀬相港、諸鈍の「加計呂麻島展示・体験交流館」の3ヶ所にてe-bikeがレンタルできます。 要事前予約です。詳細はこちらよりご確認下さい。 

加計呂麻島の詳しい情報はこちら↓

  • 加計呂麻ウェルカム
  • 古仁屋~加計呂麻島移動の詳しい情報はこちら↓

    せとうち観光協会

請島・与路島に行くには(2023年5月現在)

古仁屋から請島を経由して与路島に向かう町営定期船か、海上タクシーの利用となります。
定期船は曜日によって運航が異なりますが、基本的に1往復で、日帰りができるのは日曜日だけです。
島内にバスやタクシーなどの公共交通機関はありません。ご注意ください。
詳しくは 
kakeroma

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