奄美群島の集落
奄美大島
奄美群島で一番大きく、人口も多いのが、奄美大島になります。総面積712.4㎢、外周461㎞で、琵琶湖や東京23区よりも大きく、沖縄本島、佐渡島の次に大きな島になります。奄美市、瀬戸内町、龍郷町、宇検村、大和村の5市町村に約6万人が住み、100以上の集落※があります。でも、㎢あたりの人口は84人と少なく、集落に密集して人が住み、集落以外はそのまま自然が残っています。
※加計呂麻島、請島、与路島を含め、名瀬地区を含みません。
奄美市
奄美市は、名瀬地区、笠利町、住用町の3つの地域ブロックに分かれています。名瀬市、住用村、笠利町が平成18年に合併して誕生しました。奄美大島の北部から中央に位置する広い市で、龍郷町を挟んで飛び地になっています。
総面積306㎢の奄美市の人口は4.2万人で、㎢あたりの人口は137人。その大半が名瀬地区に住んでいます。
名瀬地区
名瀬地区は、約19.8万世帯、3.6万人が住んでいます。奄美大島の中央に位置し、海の玄関、名瀬港や県の行政機関があり、奄美群島経済の中心となっています。
総面積128㎢の名瀬地区は奄美大島の中央に位置し、海の玄関、名瀬港や県の行政機関があり、奄美群島経済の中心となっています。約20万世帯、3.5万人が住んでいます。㎢あたりの人口は277人と、群島一の人口密度となっています。
上方(かみほう)、下方(しもほう)、古見方(こみほう)、金久(かねく)、伊津部(いつぶ)、奄美の6つの地区に分かれています。地域の集落行事が残る町内会もあれば、区画整理等で新しく誕生した町もあり、町内会がない地区もあります。
*地域の集落行事等が残る町内会等
上方(かみほう) |
下方(しもほう) |
古見方(こみほう) |
芦花部(あしけぶ)*
有良(あった)*
浦上(うらがみ)*
有屋(ありや)*
仲勝(なかがち)*
大熊(おおくま)*
朝日(あさひ)
向里(むきさと)
鳩浜(はとばま)
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朝仁(あさに)*
朝仁新町千年松(あさにしんまちせんねんまつ)
朝仁宮久田(あさにみやくだ)
朝仁新町(あさにしんまち)
浜里(はまさと)
平松(ひらまつ)
小宿(こしゅく)*
里(さと)*
知名瀬(ちなせ)*
根瀬部(ねせぶ)*
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崎原(さきばる)*
小湊(こみなと)*
名瀬勝(なぜがち)*
前勝(まえがち)*
西田(にしだ)*
西仲勝(にしなかま)*
伊津部勝(いつぶがち)*
朝戸(あさと)))
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金久(かねく) |
伊津部(いつぶ) |
奄美 |
長浜町立神
長浜中央
塩浜
矢之脇(やのわき)
小金久(こがねく)
屋仁川(やにがわ)
柳町第七
柳町中央
井根上町(いねかんまち)
井根町17
井根町松里
いーね
幸町第1
幸町第2
幸町第3
永田町おがみ山
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久里(くさと)
石橋中央(いしばしちゅうおう)
平田奥又(ひらたおくまた)
平田奥又中央(ひらたおくまたちゅうおう)
平田町清流(ひらたちょうせいりゅう)
平田町中央(ひらたちょうちゅうおう)
平田町第一(ひらたちょうだいいち)
平田青空(ひらたあおぞら)
山の手(やまのて)
第2若葉(だい2わかば)
シダーサ真名津団地(シダーサまなつだんち)
古田(ふるた)
古田みどり(ふるたみどり)
小俣(こまた)
春日(かずが)
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黒潮第1(くろしおだいいち)
くろしお2
上佐大熊(うえさだいくま)
さつき団地
東ケ丘(ひがしがおか)
伊津部中央(いつぶちゅうおう)
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笠利地区
奄美空港がある北部に位置しており、険しい山が海岸線まで迫っていることの多い奄美大島ですが、笠利町はなだらかな平地が多く、道路を走っているとサトウキビ畑が続きます。総面積60㎢の奄美市笠利町には約3.1千世帯、5.5千人が住んでおり、㎢あたりの人口は90人。笠利町には全部で29の集落があります。
東シナ海側 |
太平洋側 |
内陸 |
佐仁(さに)1区
佐仁2区
屋仁(やに)
川上
里
打田原(うったばる)
前肥田(まえひだ)
手花部(てけぶ)
中金久(なかがねく)
外金久(そとがねく)
外金久(そとがねく)
喜瀬(きせ)1区
喜瀬2区
喜瀬3区
|
用
笠利(かさり)1区
笠利2区
笠利3区
辺留(べる)
須野(すの)
崎原(さきばる)
土盛(ともり)
宇宿(うしゅく)
城間(しろま)
万屋(まんや)
和野(わの)
節田(せった)
土浜(つちはま)
用安(ようあん)
|
平(たいら) |
住用地区
島の中央に位置し、日本で2番目に大きいマングローブの森を有しています。総面積118㎢の85%が山岳地帯で、リュウキュウアユが生息する川やダイナミックな滝など、自然豊かな地域になっています。約760世帯、1.2千人が住んでいて、㎢あたりの人口は10人。全部で14の集落があります。
和瀬(わせ)
城(ぐすく)
川内(かわうち)
摺勝(すりがち)
東仲間(ひがしなかま)
見里(みざと)
石原(いしはら)
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西仲間(にしなかま)
山間(やんま)
戸玉(とだま)
市(いち)
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下役勝(したやくがち)
中役勝(なかやくがち)
上役勝(うえやくがち)
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瀬戸内町
瀬戸内町は奄美大島の最南部にあります。奄美大島、加計呂麻島(かけろまじま)、請島(うけじま)、与路島(よろじま)の4つの有人島にまたがる自治体です。標高300~400メートルの山が連なり、リアス海岸で水深の深い入り江が多く、大島海峡は水産業や避難港としても利用されています。
総面積240㎢の大変広い町の中に約5,200世帯、8.6千人が暮らし、1㎢あたりの人口は36人です。多くの町民が瀬戸内町の市街地である古仁屋に住んでいます。瀬戸内町には56の集落があります。地区ブロックは奄美大島側に西方、古仁屋、東方、山郷の4地区、加計呂麻島に実久、鎮西の2地区、請島、与路島の8地区となります。
|奄美大島側
西方 |
古仁屋 |
東方・山郷 |
西古見(にしこみ)
管鈍(くだどん)
花天(けてん)
久慈(くじ)・伊目
古志(こし)・越地
篠川(しのかわ)
阿室釜(あむろがま)
白浜
小名瀬(こなせ)
阿鉄(あでつ)
油井(ゆい)
久根津(くねつ)
|
手安(てあん)
須手(すで)
古仁屋(こにや)
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清水(せいすい)
嘉鉄(かてつ)
蘇刈(そかる)
伊須(いす)
阿木名(あぎな)
勝浦(かちうら)
網野子(あみのこ)
節子(せっこ)
嘉徳(かとく)
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|加計呂麻島・請島・与路島
実久 |
鎮西 |
請島 |
与路島 |
実久(さねく)
薩川(さつかわ)
瀬武(せだけ)
木慈(きじ)
武名(たけな)
三浦(みうら)
知之浦(ちのうら)
俵(ひょう)
瀬相(せそう)
西阿室(にしあむろ)
嘉入(かにゅう)
須子茂(すこも)
阿多地(あだち)
芝(しば)
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呑之浦(のみのうら)
押角(おしかく)
勝能(かちゆき)
諸数(しょかず)
生間(いけんま)
渡連(どれん)
安脚場(あんきゃば)
徳浜(とくはま)
諸鈍(しょどん)
野見山(のみやま)
秋徳(あきとく)
佐知克(さちゆき)
勢里(せり)
於斎(おさい)
伊子茂(いこも)
花富(けどみ)
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請阿室(うけあむろ)
池地(いけじ)
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与路(よろ)
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龍郷町
太平洋と東シナ海の2つの海に面する龍郷町は、大島紬の代表的な柄である「龍郷柄」、「秋名バラ」発祥の町であり、西郷隆盛が奄美大島で潜居した場所でもあります。総面積82㎢の町に約3.2千世帯、6千人が暮らしていて、㎢あたりの人口は73人です。空港と名瀬の両方に近いこともあり、他市町村からの転居者が多く、人口はほぼ横ばいで推移しています。
太平洋側 |
龍郷湾沿 |
東シナ海側 |
内陸 |
手広
下戸口
中戸口
上戸口
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赤尾木
芦徳(あしとく)
屋入
浦
玉里
瀬留
久場
龍郷
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安木屋場
円
嘉渡
幾里
秋名
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川内
大勝(おおがち)
中勝(なかがち)
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宇検村
奄美大島の最西端の海と山の村で、総面積103㎢の村で、面積の90%は世界自然遺産の奄美大島最高峰の湯湾岳(標高694m)をはじめ山岳地帯です。山々と枝手久島が冬の北風を遮り、温暖な気候となっています。
人々は焼内(やけうち)湾の海岸線に沿うようにして、約1千世帯、1.7千人が暮らしています。㎢あたりの人口は16人。
湯湾(ゆわん)
石良(いしら)
田検(たけん)
芦検(あしけん)
生勝(いけがち)
久志(くし)
宇検(うけん)
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屋鈍(やどん)
阿室(あむろ)
平田(へだ)
佐念(さねん)
名柄(ながら)
部連(ぶれん)
須古(すこ)
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大和村
シナ海に横に長く広がる大和村は、奄美大島一、小さい村です。大河ドラマ「西郷どん」のロケ地にも選ばれた景勝地「宮古崎」をはじめ、素晴らしい景色がすぐそばにあります。総面積88㎢の村ですが、世界自然遺産の奄美大島最高峰の湯湾岳(標高694m)をはじめ背後に山が連なっており、平地は少ないです。11の集落に約850世帯、1.4千人が暮らしていて、㎢あたりの人口は16人。奄美市名瀬までは15~35分の通勤圏ですが、伝統文化が色濃く残り、地域行事が重んじられています。
国直(くになお)
湯湾釜
津名久
思勝(おんがち)
大和浜
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大棚
大金久(おおがねく)
戸円
名音(なおん)
志戸勘(しどかん)
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喜界島
サンゴ礁が隆起して出来た喜界島は、最高地点が百之台国立公園の203mと、ほぼ平らな島です。周囲49㎞、総面積57㎢の島で、喜界町という1つの町に約3.7千世帯、6.7千人が暮らしています。㎢あたりの人口は118人。
喜界島の市街地は湾を中心に、湾の近隣である中里、赤連(あがれん)あたりまでが住宅密集区域になっています。市街地以外は農村の趣が漂う島で、総面積の40%が耕地になります。特に島の北は広大なサトウキビ畑が続きます。
東シナ海側 |
太平洋側 |
内陸 |
中里(なかざと)
湾(わん)
赤連(あかれん)
池治(いけじ)
中間(なかま)
先内(さない)
中熊(なかぐま)
坂嶺(さかみね)
伊砂(いさご)
伊実久(いさねく)
小野津地区(前金久、神宮)
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荒木(あらき)
手久津久(てくづく)
上嘉鉄地区(上西、上中、上東)
先山(さきやま)
浦原(うらはら)
志戸桶地区(しとおけ)(志戸桶東、志戸桶南)
佐手久(さでく)
塩道(しおみち)
早町(そうまち)
白水(しらみず)
嘉鈍(かどん)
阿伝(あでん)
蒲生(がもう)
花良治(けらじ)
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川嶺(かわみね)
羽里(はざと)
山田(やまだ)
城久(ぐすく)
滝川(たきがわ)
島中(しまなか)
大朝戸(おおあさと)
西目(にしめ)
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徳之島
奄美群島の真ん中にある徳之島には、総面積248㎢、外周84㎞、奄美大島とともに世界自然遺産に登録されている自然豊かな島です。徳之島町、天城町、伊仙町の3つの町に、76の集落、1.2万世帯、2.3万人が住んでいます。㎢あたりの人口は91人。長寿と子宝の島です。
徳之島町
徳之島町は島の東側に位置しており、徳之島一の市街地亀津・亀徳地区があり、海の玄関口にもなっています。総面積105㎢に30の集落があり、約5.7千世帯、約1万人が住んでいます。㎢あたりの人口は99人と徳之島で一番人口密度が高いですが、人口は市街地に集中しており、町の北部は静かな暮らしと自然が残っています。
集落の情報はこちら
白井
大原1
大原2
尾母(おも)
南原
南区(亀津)
中区(亀津)
北区(亀津)
東区(亀津)
亀徳(かめとく)
徳和瀬(とくわせ)
諸田(しょだ)
神之嶺(かみのみね)
井之川(いのかわ)
旭ヶ丘(あさひがおか)
下久志(しもくし)
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池間(いけま)(母間)
反川(たんかわ)(母間)
大当(おおあたり)(母間)
花時名(けどきな)(母間)
前川(花徳)
新村(花徳)
上花徳(うえけどく)(花徳)
轟木(とどろき)
畦(あぜ)
港川(山)
内千川(うちかわ)(山)
山里(さんさと)(山)
金見(かなみ)
手々(てて)
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天城町
天城町は徳之島の西側にあり、北東から東南にかけて天城岳(533m)、三方通岳(500m)、美名田山(438m)など山々が連なっています。
総面積80㎢に14の集落があり、約3千世帯、5.7千人が暮らしています。㎢あたりの人口は70人。徳之島空港と平土野港があります。
与名間(よなま)
松原西区(まつばらにしく)
松原上区(まつばらうえく)
前野(まえの)
岡前(おかぜん)
浅間(あさま)
天城(あまぎ)
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平土野(へとの)
兼久(かねく)
大津川(おおつかわ)
瀬滝(せたき)
当部(とうべ)
三京(みきょう)
西阿木名(にしあぎな)
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伊仙町
日本一の長寿・子宝の町として有名です。徳之島の南に位置し、丘陵地帯が広がっていて、農業・畜産業が盛んです。
総面積63㎢に32の集落があり、約3.5千世帯、6.5千人が暮らしています。㎢あたりの人口は102人。
喜念(きねん)
佐弁(さべん)
東目手久(ひがしめてぐ)
西目手久(にしめてぐ)
東面縄(ひがしおもなわ)
上面縄東(うえおもなわひがし)
上面縄西(うえおもなわにし)
古里(ふるさと)
上検福(うえけんぶく)
下検福(しもけんぶく)
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東伊仙東
東伊仙西
中伊仙東
中伊仙西
西伊仙東
西伊仙西
阿三(あさん)
鹿浦(しかうら)
馬根(ばね)
御前堂(ごぜんどう)
中山
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東阿権(ひがしあごん)
西阿権(にしあごん)
八重竿(やえぞう)
木之香(きのこ)
東犬田布(ひがしいぬたぶ)
西犬田布(にしいぬたぶ)
崎原(さきばる)
上晴(うえばる)
糸木名(いときな)
河地(かわち)
小島
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沖永良部島
総面積94㎢、外周56㎞、最高標高が240m(大山)と、フラットで横に長い隆起サンゴ礁の島です。550km離れた鹿児島県本土よりも沖縄本島から60kmと沖縄本島に近いので、琉球文化の影響を強く受けています。和泊町、知名町の2つの町に42の集落、約6.3千世帯、1.2万人が住んでいます。㎢あたりの人口は128人。集落のことは、字(あざ)と呼びます。
和泊町
沖永良部島の北側に位置し、空港と和泊港など島外との玄関口になっています。総面積40㎢に21の集落があり、約3.3千帯、6.3千人が暮らしています。㎢あたりの人口は156人。
東シナ海側 |
太平洋側 |
内陸 |
国頭(くにがみ)
西原(にしばる)
出花(でぎ)
伊延(いのべ)
畦布(あぜふ)
根折(ねおり)
瀬名(せな)
永嶺(ながみね)
仁志(にし)
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喜美留(きびる)
上手々知名(うえててちな)
手々知名(ててちな)
和泊(わどまり)
皆川(みながわ)
古里(ふるさと)
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和(わ)
玉城(たまじろ)
大城(おおじろ)
内城(うちじろ)
谷山(たにやま)
後蘭(ごらん)
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知名町
沖永良部島の北側にある知名町の中央には標高245mの大山があり、周辺には航空自衛隊の基地もあります。総面積53㎢に21の集落があり、約3千帯、5.7千人が暮らしています。㎢あたりの人口は107人。
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海側 |
山側 |
余多(あまた)
屋者(やじゃ)
黒貫(くろぬき)
瀬利覚(せりかく)
小米(こごめ)
知名(ちな)
屋子母(やこも)
大津勘(おおつかん)
徳時(とくどき)
住吉(すみよし)
正名(まさな)
田皆(たみな)
新城(しんじょう)
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赤嶺(あかみね)
竿津(さおづ)
久志検(ぐしけん)
上平川(かみひらかわ)
下平川(しもひらかわ)
芦清良(あしきようら)
下城(しもじろ)
上城(かみしろ)
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与論島
奄美群島の一番南にある与論島は、沖縄本島最北端の辺戸岬から23kmの距離に位置し、琉球文化の色が濃い島です。サンゴ礁が隆起して出来た島で総面積21㎢、外周23.7km、最大標高97mの島と小ぶりで平らです。約2.6千帯、5.1千人が9つの集落に暮らしています。㎢あたりの人口は245人と、奄美群島では奄美大島の奄美市名瀬に次いで2番目に人口密度が高いです。市街地は人口密集地域ですが、市街地以外は農村が漂う島で、サトウキビ畑、牛舎、民家が入り乱れています。
茶花(ちゃばな)
立長(りっちょう)
朝戸(あさと)
城(ぐすく)
西区(にしく)
東区(ひがしく)
古里(ふるさと)
叶(かのう)
那間(なま)
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