奄美群島には、奄美大島、喜界島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8つの有人島があります。各島の地勢、天候などをまとめました。

群島Map

しまっちゅたちからのメッセージ (ねりやかなや調べ、2022/2、N=40)

バカンス感覚で島に住むと、「え?」となることがたくさんあります。根っからの地元民、島外からの移住者などの奄美群島民に、あれこれ島暮らしについて聞いてみました。

「島暮らしでびっくりすることは?」


亜熱帯気候の島生活について、3~4割の人が「カビがすぐに生える」「湿度が高い」「虫が多い」ことを言及しています。また、2~3割の人が離島ならではの「物価の高さ」「台風」「塩害」を挙げています。

【先輩たちのコメント】
 気を抜くと、衣類までカビだらけ(喜界島在住)
 いつもヤスデが家の中を歩いている。踏んでしまうので、スリッパを履いていて良かったと思うことが多い(沖永良部島在住)
 ステンレスが普通に錆びる(奄美大島在住)
 収入は低いのに物価は高い矛盾に苛まれます(与論島在住)

「島暮らしの醍醐味は?」


島暮らしはいいところもたくさんあります。7割の人が「自然の魅力」、次いで半分の人が「人とのつながり易さ」を挙げています。「自然がいっぱい、人との触れ合いもいっぱい」が奄美の島々での暮らしの魅力と言えます。

【先輩たちのコメント】
 都会的なものは作ればいくらでもあるし味わえるけれど、世界遺産にもなる自然を日常的に味わえるのはなかなかできることではなく、最高のぜいたくです(奄美大島在住)
 すぐ近くにきれいな海があって、いろんな遊びができるところが特に気に入っています。野菜を頂いたり、家に呼んで下さったりと、人の温かさを感じることが多いです。また、島で採れた野菜が新鮮で美味しいところも気に入ってます(沖永良部島在住)
 誰もが主人公になれるところが醍醐味だと思っています。学校の人数が少ないから自主的に動かざるを得ないし、目も行き届くし。事業のプレイヤーが少ないし、これから伸びる島だから、スモールビジネスなら誰でも活躍できそう。かっこよく言うと、生きがいが見つかる島だと思う(徳之島在住)

【これから移住を検討する方たちに向けてのメッセージ】


 最初から過度な期待をしなければ、大体のことは大丈夫だし、それを上回る自然の豊かさがあります。とにかく自分の力でどうにかする気力と、でも素直にご近所さんを頼ること、誠実に人にも自然に向き合う事で、とても豊かな暮らしが出来ると思います(加計呂麻島移住者)
 気軽に移住したいと決めて島に来て欲しくない。島で生活する上で近隣住民との交流は当たり前であり、交流出来ないとトラブルの原因になります。住民との交流こそが島暮らしの醍醐味であり、生活の中でのゆとりになっていきます。1度も来たこと無い方は、是非、来島して島民を知って頂きたい(奄美大島しまっちゅ)
 都会から来ると、やはり島での生活は不便さを感じると思います。慣れれば特に不便さを感じることはありませんが、一度お試しで来てみるのもいいかもしれません。お待ちしております!(沖永良部島しまっちゅ)
 虫がいるのも蛇がいるのも当たり前、大自然の中に住まわせてもらってる気持ちが大切ですね。また、自給生活(物々交換)、野草の食べ方、魚の種類と捌き方なども興味を持って楽しめないなら、2年ともたないと思います(奄美大島移住者)

奄美大島・加計呂麻島・請島・与路島

 以下の内容は別ページに掲載しています。

仕事住まい子育て医療・介護・福祉通信・インフラ島内交通行事・イベント集落ライフ

概要

奄美大島は奄美群島中で最大の島で、「大島」とも呼ばれます。南部に加計呂麻(かけろま)島、請(うけ)島、与路(よろ)島という有人島、その他4つの小さな無人島が点在しており、全てを含めて奄美大島と呼ばれています。
北緯28度、東経129度で、鹿児島市から約380km、沖縄本島から約300kmの地点に位置しています。

奄美大島・加計呂麻島・請島・与路島

奄美大島の面積は約712km2、周囲約460km、南北に80㎞。沖縄本島、佐渡ヶ島に次ぎ、国内で3番目に大きい島で、東京23区よりも広いです。
加計呂麻島は大島海峡を挟んで奄美大島南岸と向かい合っており、海岸線が複雑に入り組んでいる周囲147km、面積77km2の横に細長い島です。

動植物の多様性が認められ、2021年に徳之島、沖縄本島(北部)、西表島とともに世界自然遺産に登録されました。これの島々は太古の昔に中国大陸から切り離されて山が沈んで出来たと言われおり、中国南西部にも生息する猛毒のハブがいる島となります。北部はサトウキビ畑が続くなだらかな平地が多いですが、南部に行くほど山深くなります。奄美大島の最高峰は島の西部に位置する694mの湯湾岳で、山々は亜熱帯の常緑広葉樹の森に囲まれています。特別天然記念物のアマミノクロウサギをはじめ、沖縄では絶滅したリュウキュウアユなど世界的にも希少な生きものが生息しています。

気候は亜熱帯海洋性で、暖かい海に囲まれているので温暖多湿です。平均気温は22℃、年間を通じて雨が多く、湿度も年平均で74%と高いです。曇り時々雨のち晴れ、晴れ時々曇りなど、一日の中でも目まぐるしく天気が変わるのが当たり前で、日照時間は1,332時間と全国的にも少ないです。

気候は亜熱帯海洋性で、暖かい海に囲まれているので温暖多湿です。平均気温は22℃、年間を通じて雨が多く、湿度も年平均で74%と高いです。曇り時々雨のち晴れ、晴れ時々曇りなど、一日の中でも目まぐるしく天気が変わるのが当たり前で、日照時間は1,332時間と全国的にも少ないです。

気象情報

出所:気象庁(1991~2020の平均値)

冬は太陽を拝める日が少ないです。気温は15℃くらいですが、北西の風が吹くと体感温度が下がり、さらに寒く感じます。1月下旬には緋寒桜が咲き始め、タンカンの収穫の最盛期あたりから春を感じるようになります。内地と違い、桜吹雪は見られませんが、3月下旬には蛍光色の新緑が眩しいほどです。

梅雨入りはゴールデンウィーク中が多く、梅雨の間はびっくりするほどの高温多湿で、虫、カビとの戦いとなります。6月下旬から7月上旬にかけて梅雨明けしますが、気象庁の発表を待たなくても体で梅雨明けを感じます。カラッと晴れて非常に強い日差しとなりますが、32℃程度が最高気温なので東京よりも涼しいです。ただし、台風の当たり年などは毎週台風が通過していくこともあります。

長い夏が終わるのは10月ごろで、紅葉はありません。季節風が南風から北風に数日おきに変わり、寒暖差が出てきます。冬の到来は12月中旬くらいです。

郷土料理では、鶏飯や油そうめん、豚骨と野菜の煮物であるワンホネが有名です。お正月やお祝いの時には、「三献(さんごん)」と言ってお刺身と一緒に必ず「赤椀」(昆布とかつおだしのお吸い物)「黒椀」(鶏の吸い物)の2種類が供されます。

行事の大半は旧暦で行われ、潮の満ち引き、月の満ち欠けが生活と密着しています。日本語とは思えない島の方言で繰り広げられる唄や踊りは、集落行事など日常生活の中で生き続けています。方言は集落によっても微妙に違い、北部と南部では同じ言葉とは思えないほどです。

人口(2022/3/31日現在)

奄美大島には、奄美市(あまみし)、龍郷町(たつごうちょう)、大和村(やまとそん)、宇検村(うけんそん)、瀬戸内町(せとうちちょう)の5市町村の中に約200集落があり、総人口は約6万人です。

地域 総面積(km2 世帯数 人口(人) 高齢化率(%) ㎢あたりの人口
奄美市笠利 60 3,099 5,461 30.5% 90
奄美市名瀬 128 19,620 35,299 47.1% 277
奄美市住用 118 753 1,210 42.2% 10
奄美市合計 306 23,472 41,970 31.8% 137
瀬戸内町(本島側) 141 4,352 7,367 35.6% 53
瀬戸内町(加計呂麻島) 77 745 1,070 55.4% 14
瀬戸内町(請島) 13 61 89 63.4% 7
瀬戸内町(与路島) 9 41 68 44.1% 8
瀬戸内町合計 240 5,199 8,594 38.5% 36
龍郷町 82 3,151 6,042 33.1% 73
宇検村 103 953 1,673 44.4% 16
大和村 88 856 1,426 43.0% 16
奄美大島合計 712 33,571 59,705 84

おもな産業

建設、農業、観光、漁業、黒糖焼酎、大島紬が主な産業となっています。
建設業は、奄美市名瀬、瀬戸内町、龍郷町、大和村で基幹産業となっています。台風激戦区の離島ならではの復興工事などの需要があります。今は住宅需要に応えられないくらい人手不足になっています。

農業は、奄美市笠利、奄美市住用、加計呂麻島、大和村を中心にサトウキビ、サツマイモ、タンカンやパッションフルーツなどの果実栽培が主になります。
観光業は、特に瀬戸内町、奄美市、龍郷町で盛んです。宿泊施設、飲食店の他に、ダイビングなどのマリンレジャー、ネイチャーガイドなどがあります。
漁業は、宇検村を中心にクロマグロ、カンパチ、真珠、クルマエビ、タイ、モズクの養殖が盛んです。近大マグロも瀬戸内町の大島海峡で育てられています。
農業、水産業は後継者育成の取組みを5市町村が実施中です。
製造業は、黒糖焼酎、本場奄美大島紬、製糖などがあります。
IT分野の人材を育てるための取組みを奄美市が実施中です。

お買い物事情

奄美市名瀬を中心に買い物事情は恵まれていて、「日常生活での買い物は全く困らないけれど、選択肢はそんなに多くなく、ちょっと高め。生活必需品じゃないものや趣味のものの一部は揃わない」レベルです。

【商業施設の分布】
地域 スーパー ホームセンター コンビニ 家電量販店 商店街 地元密着ショップ
奄美市笠利 1 0 1 0 0 味の郷かさり
奄美市名瀬 10軒以上 1 8 2 1
奄美市住用 0 0 1 0 0
瀬戸内町(本島側) 3 1 1 0 0
瀬戸内町(加計呂麻島) 0 0 0 0 0 いっちゃむん市場
龍郷町 1 1 1 0 0
宇検村 0 0 0 0 0 ケンムンの館
大和村 0 0 0 0 0 大和まほろば館

奄美市名瀬には、総合スーパーではイオンプラザ、Aコープ、タイヨー(鹿児島のスーパー)、グリーンストア(地場スーパー)などがあり、西松屋、洋服の青山、ヤマダ電機、エディオン、大きなホームセンター、ドラッグストア、ファミリーマート、地場コンビニ、ジョイフル(ファミレス)、モスバーガー、ミスタードーナッツなどが営業しています。

瀬戸内町古仁屋、龍郷町、奄美市笠利町でも、スーパーやドラッグストア、コンビニなどは展開しています。

宇検村の人は、1週間に1度名瀬に行き、週の間は宇検村湯湾のケンムンの館や商店、野菜の無人販売を利用している人が多いようです。

大和村の人は、名瀬に買い出しに行ったり、ちょっとしたものなら集落の商店、地場野菜なら大和まほろば館や無人販売を利用したりしています。また、グループで生協を利用する人もいるようです。

加計呂麻島の人は、地元密着ショップか、古仁屋のスーパーで食料品を買い、時々、名瀬方面のオームセンターなどに買い物に行くようです。

物価はガソリン、洗剤などの日用品など、全体として高めに感じる人は多いです。離島はどうしても輸送コストが余計にかかるので、島内で生産できないものは高くなります。

インターネット通販の場合、配達場所にもよりますが、おおよそ2~3日で届きます。通販会社によって離島料金加算となる場合がありますが、Amazon Primeは送料無料です。宇検村と加計呂麻島は、通販会社や宅配会社から来る配達予定日のお知らせよりプラス1日遅れます。

台風や寒波など悪天候の時は、鹿児島~那覇の物資を運ぶフェリーが欠航となるので、生活物資も入ってきません。フェリーの入港が数日止まると、スーパーの棚から生鮮食料品は消えますが、パニックはおきません。

奄美大島関連のリンク集

喜界島(2022年3月現在)

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概要

喜界島は奄美大島本島の北東端、北緯28度20分、東経130度00分の地点にあって、鹿児島から約380㎞、奄美大島から約25㎞の位置にあります。

喜界島

喜界島の面積は約57m2、周囲約49km、南北に14㎞、東西に8㎞の楕円形で、最高地点が214mと平らな島です。10万年前にサンゴ礁が隆起してできた島で、今も年間平均約2㎜の速度で隆起しており、この隆起速度は世界でもトップクラスです。

気候は亜熱帯海洋性で、平均気温は22℃と年間を通して温暖な気候です。同じ亜熱帯気候の奄美大島に比べると、上昇気流が起きにくいフラットな地形の影響で雨は圧倒的に少なく、晴れ間も多く感じます。

冬場は最低気温が13℃で、晴れることが少ないうえに風が強く、体感温度は低く感じられます。

梅雨入りはゴールデンウィーク中が多く、梅雨の間はびっくりするほどの高温多湿で、虫、カビとの戦いとなります。6月下旬から7月上旬に梅雨明けしますが、気象庁の発表を待たなくても体で梅雨明けを感じます。カラッと晴れて非常に強い日差しとなりますが、32℃程度が最高気温なので東京よりも涼しいです。ただし、台風の当たり年などは毎週台風が通過していくこともあります。

長い夏が終わるのは10月ごろで、紅葉はありません。季節風が南風から北風に数日おきに変わり、寒暖差が出てきます。冬の到来は12月中旬くらいです。

喜界島気温と降水量グラフ

出所:気象庁(1991~2020の平均値)

山が沈んで出来た奄美大島や徳之島と違い、喜界島は海底から隆起しているので猛毒のハブやアマミノクロウサギなどの蛇や動物はいませんが、固有種のカタツムリや昆虫は生息しています。亜熱帯性の植物が豊かで、ガジュマル・フクギ・ソテツなどの巨木があります。蝶の島としても有名で、別名、南の島の貴婦人と呼ばれるオオゴマダラは町の保護蝶に指定され、渡り蝶アサギマダラなども生息しています。

歴史的にもワンダーランドで、古代から中世にかけての遺跡や遺物の中で現代でも解明できて出来ていなかったり、現在、発掘中だったりします。大宰府とゆかりがあり、沖縄から漁師の先生が教えに来ていたりしていました。阿伝(あでん)集落にある見事なサンゴの石垣、第2次世界大戦時の砲弾が神社の釣り鐘になっていたり、街中に戦闘指揮所跡があったり、歴史を巡っても楽しい島です。

郷土料理では油そうめんなどがありますが、ヤギもよく食べます。海岸や畑のそばなどヤギの飼育小屋をよく見かけます。お正月やお祝いの時には、「三献(さんごん)」が供されます。奄美大島にも三献はありますが、「スデブタ」、「シイムン」、「サンペーツキ」と中身が違います。「スデブタ」は長方形の塗り盆で、その上に魚、豚肉、卵、大根、人参、昆布、豆腐、の七品や、豚レバー、豚の耳、イカ、里いも、てんぷらなど縁起の料理を盛りつけます。「シイムン」は餅、魚、豚肉、昆布、ねぎ、ゆで卵、シイタケ、里芋、鶏肉の吸い物です。「サンペーツキ」は酢の物です。

行事の大半は旧暦で行われ、潮の満ち引き、月の満ち欠けが生活と密着しています。日本語とは思えない島の方言で繰り広げられる唄や踊りは、集落行事など日常生活の中で生き続けています。中には「そうめんガブー」など、特定の集落でしか開催されない伝統行事もあります。

人口(2022/3/31日現在)

喜界島の自治体は喜界町の1町で、37集落があり、総人口は約6.7千人です。

総面積(km2 世帯数 人口(人) 高齢化率(%) ㎢あたりの人口
57 3,740 6,722 40% 118

おもな産業

基幹産業は農業で、総面積の約40%にあたる22.52km2が耕地です。主要作物は、サトウキビ、日本一の生産量を誇る白ゴマ、マンゴーやトマトなどが栽培されています。また、花良治(けらじ)みかんなどの在来柑橘類が多くあります。

お買い物事情

「欲しいものが全部揃うわけではない。生活必需品は困らないけれど、選択肢はかなり限られる上に高め」が、喜界島での買い物事情です。

総合スーパー、ホームセンター、ドラッグストアは島内にあるので、日常の買い物は島内で、大きな買い物は鹿児島か奄美大島、その他はインターネットで取り寄せる人が多いです。インターネット通販は、離島配送料を加算されることも多く、配達までに数日かかります。Amazon Primeでも配達予定日のお知らせよりプラス1日遅れ、商品によっては送料が有料になります。

物価はガソリン、洗剤などの日用品など、全体として高めに感じる人は多いです。離島はどうしても輸送コストが余計にかかるので、島内で生産できないものは高くなります。
喜界島に物資を運ぶフェリーは、日曜日と月曜日は入港しません。さらに、台風や寒波など悪天候の時は、鹿児島から物資を運ぶフェリーが欠航となるので、生活物資も入ってきません。フェリーの入港が数日止まると、スーパーの棚から生鮮食料品は消えますが、パニックは起きません。

買い物や飲食店、ライブハウス、スナックなどの商業施設は、島の中心地「湾」に集積しています。集落には小さな商店があるところもあり、すべての買い物を湾まで行かないとできないわけではありません。全国チェーンのコンビニ、家電量販店やファミレスはありません。

【商業施設の分布】( )は所在集落

スーパー ホームセンター
Aコープ(湾)
喜界島おみやげセンター(湾)
ふくり(中里)
よねもり(早町)
ニシムタ(湾)
よしかわ(赤連)
喜界島関連のリンク集

徳之島(2022年3月現在)

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概要

徳之島は、北緯27度、東経128度の地点にあり、東京から南西約1,400km、大阪からは南西約1,000km、鹿児島市からは南南西に約470km、奄美大島から約90km南下、沖縄本島からは北東約200kmに位置しています。

徳之島

面積248㎞2、周囲約80kmの島で、奄美群島では奄美大島に次ぐ2番目に大きい島ですが、車で一周すると約2時間程度で回れます。

動植物の多様性が認められ、2021年に奄美大島、沖縄本島(北部)、西表島とともに世界自然遺産に登録されました。これの島々は太古の昔に中国大陸から切り離されて山が沈んで出来たと言われおり、中国南西部にも生息する猛毒のハブがいる島となります。中央には島で一番高い井之川岳(645m)、また北部には天城岳(533m)を中心とした山々が連なり、特別天然記念物のアマミノクロウサギをはじめ世界的にも希少な生きものが多く生息しています。

徳之島写真1
徳之島写真2
徳之島写真3
徳之島写真4
徳之島写真5
徳之島写真6
徳之島写真7
徳之島写真8
徳之島写真9
徳之島写真10
徳之島写真11
徳之島写真12
徳之島写真13
徳之島写真14
徳之島写真15
徳之島写真16

気候は亜熱帯海洋性で、年間を通して温暖な気候です。奄美大島が年間降水量2,938㎜と雨が非常に多く日照時間が短いのに対し、徳之島の降水量は1,987㎜と全国平均より少し多い程度で、日照時間も1,726時間とほぼ日本の平均と変わりません。

徳之島気温と降水量グラフ
徳之島気温と降水量グラフ

(出所:気象庁、1981~2010年の平均値)

平均気温22℃ですが、冬場は晴れることが少ないうえに大陸からの北風が強く、12℃前後まで下がります。

梅雨入りはゴールデンウィークあたりで、梅雨の後半は激しい雨が続きます。6月下旬から7月上旬に梅雨明けしますが、「羽アリが3回大量発生したら梅雨明け」と言われており、気象庁の発表を待たなくても虫の出現などで 梅雨明けを感じることができます。

梅雨が明けると、カラッと晴れて非常に強い日差しとなります。台風の当たり年などは毎週台風が通過していくこともあります。

長い夏が終わるのは10月ごろで、紅葉はありません。季節風が南風から北風に数日おきに変わり、寒暖差が出てきます。冬の到来は12月中旬くらいです。

郷土料理は、油そうめん、豚味噌、卵おにぎり、ワンフニ(豚肉の煮物)、ヤギ汁、冷やしおかゆが有名です。伊仙町では、お祝いの時には必ず「赤椀」(昆布とかつおだしのお吸い物)「黒椀」(鶏の吸い物)、紅白餅、焼酎・米・商品券等のお祝い返しが振舞われます。

奄美群島の他の島では旧暦で行われる行事ですが、徳之島は新暦です。また、農業の島なので、農繁期を外す形で行われています。
徳之島ならではのイベントと言えば、「闘牛」と「トライアスロン」。
闘牛は全国で開催されていますが、「徳之島の闘牛が一番熱い!」と言われています。400年以上の歴史を持ち、島内の1割以上の人達が闘牛場に詰めかけ観戦します。年に3回9場所開催される「全島大会」での全島一チャンピオンを夢見る闘牛のオーナーは限られた人ではなく、近所のおじさんだったりします。夕暮れに牛を散歩に連れて行ったり、練習したりが日常風景となっています。
徳之島で開催されるトライアスロン大会は、スイム2.0km、バイク75km、ラン20kmの「ミドル・ディスタンス」に分類され、公式記録を競うアスリートから各種目をリレーでつなぐ島民まで楽しめるスポーツの祭典です。毎年7月の第1日曜日に開催されます。

人口(2022/3/31日時点)

長寿、子宝の島で、ギネスブックで長寿世界一になった泉重千代翁が生まれ育ち、合計特殊出生率においては全国トップクラスを誇ります。
徳之島には、徳之島町、天城町、伊仙町の3町があり、全部で76の集落に約2.2人が暮らしています。

総面積(km2) 世帯数 人口 合計特殊出生率 高齢化率 km2あたりの人口
徳之島町* 105 4,591 9,747人 2.40 33.1% 93人
天城町 80 3,046 5,682人 2.63 37.1% 71人
伊仙町 63 3,479 6,468人 2.46 37.6% 101人
合計 248 11,116 21,897人 88人

※徳之島町は2022/4/1時点のデータです

おもな産業

農業は徳之島の基幹産業で、サトウキビ、ジャガイモ、ショウガ、果実栽培が主になります。
建設業は、台風激戦区の離島ならではの復興工事などの需要があります。今は住宅需要に応えられないくらい人手不足になっています。
医療・福祉分野や製造業も盛んです。

お買い物事情

「欲しいものが全部揃うわけではない。生活必需品は全く困らないけれど、選択肢はかなり限られる上に高め。生活必需品じゃないものや趣味で使うものはないと揃わないことが多い」が、徳之島での買い物事情です。

総合スーパー、ドラッグストア、ホームセンター、コンビニ、100均は島内にあるので、日常の買い物は島内で、その他はインターネットで取り寄せる人が多いです。全国チェーンのコンビニ、ファミレスもあります。大きな食品スーパーとコンビニは3町それぞれにありますが、その他の商業施設は島の中心地「亀津」に集積しています。

【商業施設の分布】( )は所在集落

地域 スーパー ホームセンター コンビニ ドラッグストア 家電量販店 飲食店
徳之島町 3 2 2 2 1 10軒以上
天城町 1 0 1 1 0 10軒以上
伊仙町 2 0 1 3 2 10軒以上

物価はガソリン、洗剤などの日用品など、全体として高めに感じる人は多いです。離島はどうしても輸送コストが余計にかかるので、島内で生産できないものは高くなります。

台風や寒波など悪天候の時は、鹿児島から物資を運ぶフェリーが欠航となるので、生活物資も入ってきません。フェリーの入港が数日止まると、スーパーの棚から生鮮食料品は消えますが、パニックは起きません。

インターネット通販の場合、配達場所にもよりますが、おおよそ2~3日で届きます。通販会社によって離島料金加算となる場合がありますが、Amazon Primeは送料無料です。

徳之島関連のリンク集

観光関連

沖永良部島(2022年3月現在)

 以下の内容は別ページに掲載しています。

仕事住まい子育て医療・介護・福祉通信・インフラ島内交通行事・イベント集落ライフ

概要

沖永良部島は、北緯27度、東経128度付近、鹿児島市から南南西に約550km、沖縄本島から北へ約60kmに位置し、与論島と徳之島の間に位置しています。

沖永良部島

面積は94km2、周囲は56km、東西に20㎞、南北に10㎞の草履のような形で、最高標高が240m(知名町の大山)の平らな島です。山が沈んで出来た奄美大島や徳之島と違い、沖永良部島は海底から隆起しているので猛毒のハブやアマミノクロウサギなどは生息していません。

随所に石灰岩が侵食されてできたカルスト地形が見られます。白砂の海岸は少なく、石灰岩の断崖や磯がほとんどを占めます。その地形を侵食してできた潮を吹き上げるフーチャや、奄美十景の一つである田皆(たみな)岬の景観などが知られています。地下には昇竜洞とよばれる観光鍾乳洞をはじめ、300近い鍾乳洞が広がっていると言われています。地下水が流れる洞窟は暗川(くらごう)と呼ばれ、生活用水として用いるために水汲み場があります。近年では、洞内を探検するケイビングというアクティビティが注目されています。

気候は亜熱帯海洋性で、年間平均気温が23℃と、1年を通して温暖な気候です。年間降水量は全国平均より多いですが台風と梅雨の影響が大きいためで、奄美大島や徳之島に比べると晴天の日が多いです。

沖永良部気温と降水量グラフ

(出所:気象庁、1981~2010年の平均値)

冬から春への変化は、桜吹雪のような分かりやすい季節感のあるものはなく、南風の到来とともに気温が上昇し、いきなり陽気が初夏のようになります。

梅雨入りはゴールデンウィーク前後で、梅雨の後半は激しい雨が続きます。6月下旬から7月上旬に梅雨明けしますが、気象庁の発表を待たなくても体で梅雨明けを感じます。
カラッと晴れて強烈な日差しとなりますが、最高気温は31℃程度で東京よりも涼しいです。ただし、台風の当たり年などは毎週台風が来襲することもあります。

長い夏が終わるのは10月ごろで、紅葉はありません。季節風が南風から北風に数日おきに変わり、寒暖差が出てきます。

冬の到来は12月中旬くらいです。冬場でも最低気温が14℃と暖かいですが、天気の悪い日が多く、北風が強い日には体感温度は低く感じます。

沖縄に近いこともあり、慣習や文化は琉球の影響を強く受けています。奄美大島や徳之島、喜界島では馴染の島唄や八月踊りは、沖永良部島では見られません。島民は琉球音階の民謡を歌っています。奄美群島の他の島では旧暦で行われる行事ですが、沖永良部島は新暦です。また、農業の島なので、行事の回数も少なく農繁期を外す形で行われています。

郷土料理は、ヒルアギやチャンプルー、きくらげ料理、「春のささやき」と言う沖永良部島じゃがいもを使った料理、ムジ(田芋の茎)料理、冬瓜やたけのこを使った料理が有名です。島内の飲食店で郷土料理を提供しているお店もあります。

  • 「リリリー」

    和泊町の公式キャラクター「リリリー」

  • ちなボー

    ちなボー

人口(2022/3/31日現在)

知名(ちな)町、和泊(わどまり)町の2町があり、両町で42の集落に約1.2万人が暮らしています。

自治体 総面積(km2 世帯数 人口 高齢化率 ㎢あたりの人口
和泊町 40.4 3,279 6,305 36.8% 156人
知名町 53.3 3,025 5,714 38.4% 107人
合計 93.6 6,304 12,019 128人

おもな産業

耕せるところは全て畑と言いたくなるくらい、農業が盛んです。
住込みアルバイトや社員を大勢抱える大規模な専業農家から家族経営の兼業農家まで、多くの人が農業に携わっています。主要栽培品目は、サトウキビ、ジャガイモ、エラブユリや菊などの花。キクラゲは国内生産量日本一です。畜産も盛んで、えらぶ牛として小牛を出荷しています。

観光業は、宿泊施設、飲食店の他に、ケイビング、ダイビングなどがあります。
建設業は、台風激戦区の離島ならではの復興工事などの需要があります。今は住宅需要に応えられないくらい人手不足になっています。
製造業は、サトウキビから純黒糖や製糖、黒糖焼酎も生産しています。

沖永良部島写真1
沖永良部島写真2
沖永良部島写真3
沖永良部島写真4
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お買い物事情

「欲しいものが全部揃うわけではない。生活必需品は全く困らないけれど、選択肢はかなり限られる上に高め。生活必需品じゃないものや趣味で使うものは揃わないことが多い」 が、沖永良部島での買い物事情です。

総合スーパー、ドラッグストア、ホームセンター、ローカル・コンビニ、100均は島内にあるので、日常の買い物は島内で、その他は沖縄に買い物に行くか、インターネットで取り寄せる人が多いです。家電量販店、全国チェーンのコンビニ、ファミレスはありません。

【商業施設の分布】( )は所在集落

地域 スーパー ホームセンター ローカルコンビニ ドラッグストア 飲食店
和泊町 8 1 1 2 約70軒
知名町 3 1 2 0 10軒以上

物価はガソリン、洗剤などの日用品など、全体として高めに感じる人は多いです。離島はどうしても輸送コストが余計にかかるので、島内で生産できないものは高くなります。

台風や寒波など悪天候の時は、鹿児島から物資を運ぶフェリーが欠航となるので、生活物資も入ってきません。フェリーの入港が数日止まると、スーパーの棚から生鮮食料品は消えますが、パニックは起きません。

インターネット通販の場合、配達場所にもよりますが、おおよそ2~3日で届きます。通販会社によって離島料金加算となる場合がありますが、Amazon Primeは送料無料です。

沖永良部島関連のリンク集

与論島(2022年3月現在)

 以下の内容は別ページに掲載しています。

仕事住まい子育て医療・介護・福祉通信・インフラ島内交通行事・イベント集落ライフ

概要

北緯27度02分、東経128度25分の地点にあって鹿児島県の最南端に位置します。沖縄本島からは23㎞しか離れていませんが、鹿児島からは580km離れています。

与論島写真

与論島の面積は約20.8km2、周囲約23km、最高標高地点97mで、チョウチョウウオのような形をしている平らで小さな島です。

山が沈んで出来た奄美大島や徳之島と違い猛毒のハブやアマミノクロウサギなどの蛇や動物はいませんが、「百合ヶ浜」など隆起サンゴの島ならではの白い砂浜と透明度の高い海が自慢です。ギリシアのミコノス島と姉妹盟約を結んでおり、島にはギリシア風の白い建物が多く目に入ります。ヨロンパナウル王国宣言をするなどリゾートアイランドとして知られています。

気候は亜熱帯海洋性で、平均気温は23℃と年間を通して温暖な気候です。同じ亜熱帯気候の奄美大島に比べると、上昇気流が起きにくいフラットな地形の影響で雨は圧倒的に少なく、晴れ間も多いです。

与論島気温と降水量グラフ

(出所:気象庁、1981~2010年の平均値)

冬場でも最低気温が14℃で、晴れることが少ないです。

梅雨入りはゴールデンウィーク中が多く、梅雨の間はびっくりするほどの高温多湿で、虫、カビとの戦いとなります。6月下旬から7月上旬に梅雨明けしますが、気象庁の発表を待たなくても体で梅雨明けを感じます。カラッと晴れて極めて強い日差しとなりますが、32℃程度が最高気温なので東京よりも涼しいです。ただし、台風の当たり年などは毎週台風が通過していくこともあります。台風激戦区の奄美群島の中でも最大の被害となり易いのが与論島です。

長い夏が終わるのは10月ごろで、紅葉はありません。季節風が南風から北風に数日おきに変わり、寒暖差が出てきます。冬の到来は12月中旬くらいです。

鹿児島県の島ですが、琉球との結びつきが強く、他の奄美群島とは違う独自の文化があります。国指定重要無形民俗文化財に指定されている伝統芸能の「与論十五夜踊り」は、琉球と奄美、本土の踊りの融合と言われています。他の島が伝統行事は集落単位で行われることが多い中、与論島は島全体で開催されます。
公式マラソン大会となる「ヨロンマラソン」は毎年3月に開催され、多くのアスリートが島を訪れます。島を1周はハーフマラソン、折り返して2周するのがフルマラソンになります。

郷土料理では油そうめん、もずくそばなどがありますが、料理より有名なのが「与論献奉(よろんけんぽう)」。客人をもてなすための飲酒の作法で、16世紀後半から始まったとされています。宮古島の「オトーリ」と似ていて、おもてなしするホストが杯に黒糖焼酎を注ぎ、歓迎の意の口上を述べて杯を飲み干し、次に客人に杯を渡し客人が感謝の口上を述べてから杯を飲み干します。最後の客人が杯を飲み終わった段階で、ホストが完了の口上後にご苦労杯を飲んで一巡となります。宴の最中に何度も繰り返されますが、平等に杯は回るので、普段しゃべらない人の話をよく聞けたりします。

人口(2022/3/31日現在)

一島一町で、9つの集落に約5千人が暮らしています。

総面積(km2 世帯数 人口(人) 高齢化率 ㎢あたりの人口
与論町 21 2,624 5,142 36.76 245人

おもな産業

農業と観光が主な産業です。
農業は、サトウキビと畜産が多く、多くの子牛が島を出てブランド牛になっていきます。
観光業は、宿泊施設、飲食店の他に、マリンレジャーなどがあります。

お買い物事情

「欲しいものが全部揃うわけではない。生活必需品は困らないけれど、選択肢はかなり限られる上に高め」が、与論島での買い物事情です。

総合スーパー、ホームセンター、ローカル・コンビニは島内にあるので、日常の買い物は島内で、大きな買い物は沖縄本島へ、その他はインターネットで取り寄せる人が多いです。インターネット通販は離島配送料を加算されることも多く、配達までに数日かかります。Amazon Primeでも配達予定日のお知らせよりプラス1日遅れ、商品によっては送料が有料になります。

物価はガソリン、洗剤などの日用品など、全体として高めに感じる人は多いです。離島はどうしても輸送コストが余計にかかるので、島内で生産できないものは高くなります。

台風や寒波など悪天候の時は、鹿児島から物資を運ぶフェリーが欠航となるので、生活物資も入ってきません。フェリーの入港が数日止まると、スーパーの棚から生鮮食料品は消えます。毎週末台風が来襲した時は、1か月、物資が入らなかったこともあります。でも、その時でもパニックは起きていません。

買い物どころ、スナックなどの商業施設は島の中心地「茶花」に集積していますが、小さな商店が島のところどころにあり、また、どこからでも車に乗れば10分程度で茶花まで行けるので、不便はあまり感じません。飲食店の多くが茶花に集まっていますが、風光明媚なビーチ沿いなどにも飲食店やカフェはあります。全国チェーンのコンビニ、家電量販店やファミレスはありません。

【商業施設の分布】( )は所在集落

スーパー ホームセンター
Aコープ(茶花)
オーシャンマーケット(茶花)
ショッピングプラザトップ(茶花、朝戸)
うのきストアー(麦屋)
かめや(麦屋)
ニシムタ(立長)
ホームセンター7(茶花)
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