与論島

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概要

北緯27度02分、東経128度25分の地点にあって鹿児島県の最南端に位置します。
沖縄本島からは23㎞しか離れていませんが、鹿児島からは580km離れています。
与論島の面積は約20.8㎢、周囲約23km、最高標高地点97mで、チョウチョウウオのような形をしている平らで小さな島です。

与論島マップ

「百合ヶ浜」など、隆起サンゴの島ならではの白い砂浜と透明度の高い海が自慢です。
ギリシアのミコノス島と姉妹盟約を結んでおり、島にはギリシア風の白い建物が多く目に入ります。
ヨロンパナウル王国宣言をするなどリゾートアイランドとして知られています。

与論島写真

気候は亜熱帯海洋性で、平均気温は23℃と年間を通して温暖な気候です。
同じ亜熱帯気候の奄美大島に比べると、上昇気流が起きにくいフラットな地形の影響で雨は圧倒的に少なく、晴れ間も多いです。
冬場でも最低気温が14℃で、晴れることが少ないです。
梅雨入りはゴールデンウィーク中が多く、梅雨の間はびっくりするほどの高温多湿で、虫、カビとの戦いとなります。
6月下旬から7月上旬に梅雨明けしますが、気象庁の発表を待たなくても体で梅雨明けを感じます。
カラッと晴れて極めて強い日差しとなりますが、32℃程度が最高気温なので東京よりも涼しいです。
ただし、台風の当たり年などは毎週台風が通過していくこともあります。
台風激戦区の奄美群島の中でも最大の被害となり易いのが与論島です。 長い夏が終わるのは10月ごろで、紅葉はありません。
季節風が南風から北風に数日おきに変わり、寒暖差が出てきます。
冬の到来は12月中旬くらいです。

与論島気温と降水量グラフ

(出所:気象庁、1981~2010年の平均値)

沖縄がアメリカから返還されるまでは、日本最南端の島として多くの人が訪れていました。
鹿児島県の島ですが、琉球との結びつきが強く、他の奄美群島とは違う独自の文化があります。
国指定重要無形民俗文化財に指定されている伝統芸能の「与論十五夜踊り」は、琉球と奄美、本土の踊りの融合と言われています。
他の島が伝統行事は集落単位で行われることが多い中、与論島は島全体で開催されます。

公式マラソン大会となる「ヨロンマラソン」は毎年3月に開催され、多くのアスリートが島を訪れます。島を1周はハーフマラソン、折り返して2周するのがフルマラソンになります。

郷土料理では油そうめん、もずくそばなどがありますが、料理より有名なのが「与論献奉(よろんけんぽう)」。
客人をもてなすための飲酒の作法で、16世紀後半から始まったとされています。
宮古島の「オトーリ」と似ていて、おもてなしするホストが杯に黒糖焼酎を注ぎ、歓迎の意の口上を述べて杯を飲み干し、 次に客人に杯を渡し客人が感謝の口上を述べてから杯を飲み干します。
最後の客人が杯を飲み終わった段階で、ホストが完了の口上後にご苦労杯を飲んで一巡となります。
宴の最中に何度も繰り返されますが、平等に杯は回るので、普段しゃべらない人の話をよく聞けたりします。

人口(2023/5/31日現在)

一島一町で、9つの集落に約5千人が暮らしています。

総面積(km2 世帯数 人口
人口密度
(㎢あたり)
高齢化率
(%)
21 2,650 5,080 242人 37.3%

おもな産業

農業と観光が主な産業です。
農業は、サトウキビと畜産が多く、多くの子牛が島を出てブランド牛になっていきます。
観光業は、宿泊施設、飲食店の他に、マリンレジャーなどがあります。

各自治体の就労支援等はこちらからご覧ください

お買い物事情

「欲しいものが全部揃うわけではない。生活必需品は困らないけれど、選択肢はかなり限られる上に高め」が、与論島での買い物事情です。

総合スーパー、ホームセンター、地場コンビニ、100均は島内にあるので、日常の買い物は島内で、 その他は沖縄に買い物に行くか、インターネットで取り寄せる人が多いです。
買い物どころ、飲食店、スナックなどの商業施設は島の中心地「茶花」に集積していますが、小さな商店が島のところどころにあり、 また、どこからでも車に乗れば10分程度で茶花まで行けるので、茶花以外の場所でも不便はあまり感じません。
全国チェーンの家電量販店、ドラッグストア、コンビニ、ファミレスはありません。

物価はガソリン、洗剤などの日用品など、全体として高めに感じる人は多いです。
離島はどうしても輸送コストが余計にかかるので、島内で生産できないものは高くなります。

台風や寒波など悪天候の時は、鹿児島から物資を運ぶフェリーが欠航となるので、生活物資も入ってきません。
フェリーの入港が数日止まると、スーパーの棚から生鮮食料品は消えます。 毎週末台風が来襲した時は、1か月、物資が入らなかったこともあります。でも、その時でもパニックは起きていません。

インターネット通販の場合、離島料金加算されることが多いです。
Amazon Primeでも配達予定日のお知らせよりプラス1日遅れ、商品によっては送料が有料になります。

クレジットカードや電子マネーの利用は、かなり普及しています。
ゆうちょのATMはありますが、都市銀行はありません。

主な商業施設※は茶花市街地所在の施設
総合スーパー Aコープ※、全日食チェーン「マソー」※、ショッピングプラザトップ※(地場スーパー)、 ショッピングプラザトップ花川店(地場スーパー)、うのきストアー(地場スーパー)、かめや(地場スーパー)
専門量販店 ニシムタ(鹿児島のホームセンター、100均ショップを併設)、ホームセンター7※、くすりのてんてん堂※
コンビニ オーシャンマーケット※(地場コンビニ)、フロント※(地場コンビニ)
金融機関 ゆうちょ、奄美大島信用金庫、あまみ農業協同組合

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